「連続ドラマW」初主演の星野源

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星野源が今夏放送の「連続ドラマW プラージュ」(WOWOWプライム)で主演を務めることが明らかになった。本作は訳ありばかりが住むシェアハウス「プラージュ」を巡る「再生」の物語。「連続ドラマW」初主演となる星野は、軽い気持ちで覚せい剤に手を出し、“前科者”になてしまった男・貴生を演じる。

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原作は、「ストロベリーナイト」などで知られる人気作家・誉田哲也。人は定められた刑期を終えればかつてと同じように生きていけるのか、それとも社会の片隅でひっそり暮らすしかないのか。見る者に真の償いと赦しの意味を優しく問い掛ける涙とユーモアにあふれたエンターテインメントミステリーとなっている。

旅行代理店に勤務する32歳の営業マン・貴生(星野)は仕事で失敗続きの上に、好きだった女子にも相手にされず、憂さ晴らしに出かけた先で、よく分からないまま打たれた覚せい剤使用で逮捕されてしまう。当然会社も解雇された挙げ句、住んでいた部屋が火事に!

執行猶予中の身で借りられる物件などそうそうあるわけもなく、「ここで駄目なら他に行くところなんかないよ」と連れて行かれたのは、基本家賃は5万円、掃除は交代制、個室の仕切りはカーテンのみ、ただしおいしい食事付きのシェアハウス「プラージュ」だった。「再就職が決まるまで」と軽い気持ちで住みはじめた貴生だったが、“訳あり”の住人たちが起こすさまざまな騒動に巻き込まれていく…。

■ 吉村貴生役・星野源コメント

――今回演じられる、吉村貴生の印象を教えてください。

貴生は、自分が演じる登場人物史上、最もだらしなくて駄目な人だと思います(笑)。脚本を読んでいる時も「この人苦手だなあ」と声に出しながら読んでいました。でも3話あたりからやっとその魅力が分かるようになり、妙に好きになってきている自分がいます。不思議な役だと思います。

――台本を読んだ感想をお願いします。

心に秘密や傷を抱えた登場人物がたくさん出てきますが、それぞれどうしようもなく人間的で魅力的で素敵だと思いました。シリアスさの中にもユーモアがあって、とても面白い作品だと感じました。

――視聴者の皆様へのメッセージをお願いします。

素晴らしいキャストの皆さんと共に、刺激的かつ楽しい作品を届けられるよう頑張りたいと思います。何卒よろしくお願いします。

■ 吉田康弘監督コメント

――本作の監督を務めることが決まったときの感想をお願いします。

犯罪自体をドラマチックに描くのではなく、かつて犯罪を犯した人たちが、どのように生きていくか、やり直すことができるか、というテーマに強く引かれました。連続ドラマらしい縦軸があり、スポットが当たる人物が入れ替わる群像劇でもあります。重厚な社会派でありながらユーモアを併せ持つ希有な題材に、大変やりがいを感じております。

――ドラマを通してどのようなことを伝えたいですか? どのようなドラマに作り上げたいと思っていらっしゃいますか?

この物語を“ドラマの中の世界”に留めるのではなく、“現実と地続きの世界”であると思っていただけるよう、細部のリアリティーにこだわりたいと思っています。皆さんがお住まいの街にも「プラージュ」のようなシェアハウスがあるかもしれません。社会のレールから外れてしまった人々を“あっち側の世界の人”“自分とは交わることのない人”と切り離すのではなく、隣人として興味を持っていただけるよう、血の通ったドラマに仕立てたいと思っています。

――星野源さんにどんな貴生を演じてほしいかなど、期待することを教えてください。

以前からご一緒したいと思っていた星野源さんに、貴生を演じてもらうことができ、大変うれしく思っています。貴生の言葉を通して、視聴者に問い掛けることができるメッセージがたくさんあります。星野さんが持ってらっしゃる誠実さや愛嬌(あいきょう)が、貴生と融合すれば、きっと素晴らしいものになると確信しております。

――視聴者の皆様へのメッセージをお願いいたします。

原作にある社会派としての「重み」と、星野源さんを主演にお迎えした「強み」「面白み」を生かして、スタッフ・俳優の全員で力を合わせて挑みます。目の肥えたWOWOW視聴者の皆さんをうならせるような快作ドラマに仕上げますので、どうぞ楽しみに待っていてください。

■ 原作者・誉田哲也コメント

――ドラマ化が決まった感想をお願いします。

まず、早かったなと。それが一番ですね。ドラマWでは以前「ヒトリシズカ」をやっていただいているので、そういった意味での信頼というか、安心感はありました。この「プラージュ」は、私のミステリー作品の中では、珍しくグロテスクなシーンがないので、そういう面での撮りやすさはあるだろうと思います。一方、非常に重いテーマを含む作品でもあるので、難しさも同時にあるかなと。

――主演、星野源さんの印象を教えてください。

ミュージシャンとしてのご活躍はよく存じ上げておりますし、穏やかで優しそうな雰囲気は…あまりいい言い方ではないかもしれませんが、主人公の貴生にぴったりかなと。不安といえば、直前のドラマとテーマソングがメガヒットだったじゃないですか。その影響で忙しくなり過ぎて、出演していただけないんじゃないかと、勝手にヒヤヒヤしてました。そんなこと、関係者の方から、ひと言も聞いたわけじゃないんですけどね。

――台本を読んだ感想、ドラマに期待することなどありましたら教えてください。

たいていの作品がそうなのでしょうが、私の小説は特に、そのままでは映像化できない部分が必ずあるんです。台本では、それをうまく解決しつつ、さらに別の要素を加えることによって、ドラマならではの見どころにもなっているので、今から見るのが楽しみです。

――視聴者の皆様へのメッセージをお願いします。

基本的には、ハートウォーミングな人間ドラマだと思います。ただ、中心となるテーマには重いものがあるので、見終わって…そうですね、それぞれの日常に戻ってから、このドラマのことを思い出したときに、自分はどうかなって、考えるきっかけにしてもらえたらうれしいです。正解はないんです。それぞれが、この現実社会とどう向き合うか。それを考え続けることが、ひょっとしたら、唯一の正解なのかもしれません。