「好きになれない役」演じる星野源

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 俳優、歌手、文筆家と多方面で活躍する星野源が、人気作家・誉田哲也氏の小説を映像化した「連続ドラマW プラージュ」に主演することがわかった。星野自身が「自分が演じる登場人物史上、もっともだらしなくて好きになれない役(笑)」というダメな男を演じる。

 原作は、罪を犯した人間は刑期を終えればかつてと同じように生きていけるのか、それとも社会の片隅でひっそりと暮らすしかないのか、見る者に真の償いと許しの意味を優しく問いかけるエンターテインメントミステリーだ。

 旅行代理店に勤める冴えない営業マン・貴生(星野)は、上手くいかない仕事や恋愛の憂さ晴らしに出かけた先で、軽い気持ちで覚せい剤に手を出し、逮捕されてしまう。会社を解雇され、住んでいた部屋も火事で失うが、執行猶予中の貴生が借りられる物件はなく、プラージュというシェアハウスにたどり着く。またもや軽い気持ちで住み始める貴生だったが、“ワケあり”の住人たちが引き起こす騒動に巻き込まれていく。

 星野は、演じる貴生を「脚本を読んでいる時も『この人苦手だなあ』と声に出しながら読んでいました。でも3話あたりからやっとその魅力がわかるようになり、妙に好きになってきている自分がいます。不思議な役だと思います」といい、「心に秘密や傷を抱えた登場人物がたくさん出てきますが、それぞれどうしようもなく人間的で魅力的で素敵だと思いました。シリアスさのなかにもユーモアがあって、とても面白い作品」とアピールしている。

 誉田氏は、星野について「ミュージシャンとしてのご活躍はよく存じ上げておりますし、穏やかで優しそうな雰囲気は……あまりいい言い方ではないかもしれませんが、主人公の貴生にぴったりかなと」と太鼓判。「私の小説は特に、そのままでは映像化できない部分が必ずあるんです。台本では、上手く解決しつつ、さらに別の要素を加えることによって、ドラマならではの見所にもなっているので、今から見るのが楽しみです」とドラマの仕上がりに期待を寄せている。

 「連続ドラマW プラージュ」(全5話)は、今夏からWOWOWプライムで土曜午後10時放送(第1話無料)。