子どもが健やかに育つ「食べ合わせ」の新ジョーシキ(3)大根が発がん性物質を破壊

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 ここからは体にとって「ソレマル」な、良い効果が期待できる食材の組み合わせを挙げていこう。

 まずは、とんかつとキャベツ。キャベツに含まれる「キャベジン」が、油ものを食べるときに内臓にかかる負担を軽減する。どこのトンカツ屋さんに行っても出てくる鉄板の組み合わせは、実は健康面に配慮した、名コンビだったのだ。

 同じく定番メニューである、味噌汁+ワカメは、ワカメに含まれるアルギン酸の働きにより、余分な塩分の排泄を促進する。元々が塩分多めのメニューだけに、体のためにはワカメ入りで食べるべきだろう。

 これまた定番の組み合わせであるカレーとらっきょうは、らっきょうに含まれるアリシンが肉や魚のビタミンB1の吸収を促進し、疲労回復に効果的。人参+ニラの組み合わせも、同様の効果が期待できる一品だ。

 五十嵐氏は、チーズとトマトの食べ合わせを推す。

「トマトに含まれるクエン酸が、チーズのカルシウムの吸収を高めて、健康な骨の成長を助ける働きが期待できます。カルシウムは吸収されにくい栄養素なので、効率よく摂る方法として、かなりオススメです」

 朝昼晩と、ありがちなメニューにここまでのソレマル効果がある一方、それ以外のサイドメニューにも体に良い組み合わせは存在している。

「元々、タンパク質やカルシウムが豊富な豆腐ですが、必須アミノ酸である『メチオニン』は不足しています。それを補ってくれるのがかつお節。冷奴はしっかり体に良い、素晴らしい組み合わせと言えますね」(五十嵐氏)

 病気予防の観点で見れば、さんまと大根の組み合わせは秀逸。焼いたさんまのコゲ部分には発がん性物質が存在するが、大根の消化酵素がそれを破壊してくれる。

 また、ほうれん草とチーズの組み合わせも、子どものためには覚えておきたい。貧血を予防する役割のある鉄分(ほうれん草に含まれる)は、単体だと吸収が難しい。それを補うのがチーズのタンパク質で、きちんと体内に取り込む助けをしてくれる。これもまた名コンビと言えよう。