韓国の高高度ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」配備をめぐって、中国では報復措置として韓流タレントの締め出しや、韓国旅行の制限などが行われているほか、民間では一部韓国企業に対する排斥運動も起きている。(イメージ写真提供:123RF)

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 韓国の高高度ミサイル防衛システム「THAAD(サード)」配備をめぐって、中国では報復措置として韓流タレントの締め出しや、韓国旅行の制限などが行われているほか、民間では一部韓国企業に対する排斥運動も起きている。

 中国では他国との外交問題が起きた際、排斥運動が起きるケースが多く、これまでは領土を巡る対立や歴史問題などを理由に、日本がたびたび排斥の対象となってきた。今でも日本旅行や日本製品を購入する中国人は「売国奴」であるとして、日本の排斥を呼びかける声が存在するほどだ。

 中国メディアの捜狐は14日、中国で起きている韓国に対する排斥運動に対し、「日本人が嘲笑している」と伝える記事を掲載し、中国人は闇雲に他国を排斥するよりも、まずは自らの行動が本当に愛国的かどうかを考えてみるべきだと伝えている。

 記事は、多くの中国人がTHAAD配備に反発しており、「韓国の国内総生産(GDP)の増加につながる韓国旅行」には行かないと表明していると紹介。一方で、これまでたびたび中国で排斥の対象となってきた日本では、テレビなどでは中国について解説する番組も多く、一部で「中国人は年中、他国の排斥を主張している」として嘲笑や軽蔑の見方が浮上していることを伝えた。

 続けて、日本での見方に対し、「日本人は理性的な見方で中国を分析している」と伝えつつ、一部の中国人の排斥運動が度を超え、悪意のある中傷となっているとの見方を示した。また、中国人は他国を排斥する前に「自分たちの行動を反省すべき」とし、公共の場所で大声で騒いだり、列に割り込んだり、ゴミをポイ捨てしたりなど、本当に愛国心がある人間ならば取らない行動が多すぎると主張し、真に愛国心のある中国人は他国を排斥する前に、まず自らの行動が愛国的かどうかを考えてみるべきであると主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)