宙吊りの量は『ゼロ・グラビティ』に匹敵!

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 ダニエル・エスピノーサ監督による宇宙スリラー『ライフ』では、ライアン・レイノルズ、ジェイク・ギレンホール、真田広之、レベッカ・ファーガソンら豪華キャストが無重力状態の表現にチャレンジしている。ロンドン郊外にあるシェパートン・スタジオでの撮影の合間、ワイヤーワーク担当のバリー・ギブズがその苦労を語った。ギブズは映画賞を多数受賞した『ゼロ・グラビティ』(2013)のワイヤーワークを手掛けたことでも知られる。

 世界各国から集められた宇宙飛行士6名が無重力の宇宙船内で未知なる生命体の調査を依頼され、そこで直面することになる恐怖を描く本作。フワフワと宇宙船の中を漂う乗組員のシーンはワイヤーで俳優を吊り上げて撮影しており、ギブズは「全員を一度に吊り上げるのは大変だったね。ワイヤーが絡まないようにしないといけないから」と苦労を明かす。ただ「大体は2人から4人くらいのシーンが多い」といい、医師(ジェイク)、技術者(真田)などそれぞれ違った任務を負う乗組員のため、働くシーンも別のことが多いのだろう。

 宙吊りシーンの量については「これほど長かったのは、過去に手掛けたものでは『ゼロ・グラビティ』くらいかな」と語るなど、かなり本格的な宇宙ものとなっているよう。しかし、それを長回しで撮ることはできないという。「5〜7分ほどしか吊れないんだ。そうしないと足に血が回らなくなって危険だから。あまり快適なものではないよ」と細切れに撮らざるを得ないことを明かした。

 そんな過酷な撮影を俳優陣はどうこなしたのだろう? メインキャストには女性もいるほか年齢もさまざまで、最年長の真田は56歳だ。性差、年齢差での困難はなかったのかという問いには「皆とても上手く飛んでいたよ」と即答したギブズ。「撮影の数週間前からここに来て、毎日、練習していたから」とメインキャスト全員の努力をたたえた。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)

映画『ライフ』は7月8日より丸の内ピカデリーほか全国公開