マレーシア・クアラルンプールの映画館に掲示された、ディズニーの新作映画『美女と野獣』についての通知(2017年3月14日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ディズニー(Disney)は15日、人気アニメ作品を実写化した映画『美女と野獣(Beauty and the Beast)』について、マレーシアの検閲当局が「同性愛」を描いたシーンをカットしたことを受け、同国では公開しないことを明らかにした。

「ハリー・ポッター(Harry Potter)」シリーズでも知られるエマ・ワトソン(Emma Watson)らが出演している『美女と野獣』の実写版では、悪役ガストン(Gaston)の子分ルフウ(Le Fou)が男性同性愛者として描かれ、性的少数者(LGBT)であることを公にした人物が登場する初のディズニー映画になったが、世界中の宗教団体から怒りの声が上がっていた。

 マレーシア映画検閲委員会(Film Censorship Board of Malaysia)のアブドゥル・ハミド(Abdul Halim Abdul Hamid)委員長は地元メディアに対し、「同性愛」を描いたシーンが映画からカットされ、公開が認められたと述べていた。

 しかしディズニーの広報担当者は15日、AFPに対し「映画の内容はマレーシア向けにカットされていないし、今後もその予定はない」と言明。同国での映画公開が見送られることになった。

 マレーシアでは当初、16日に公開される予定だった。

 マレーシアでは同性愛は違法とされ、同性間の性行為には禁錮刑、体刑、罰金が科せられる可能性がある。
【翻訳編集】AFPBB News