■日本代表招集

 サッカー日本代表のハリルホジッチ監督が本田圭佑を代表に招集するか迷っている。と言うのも、日本代表の招集レターは届いているが、メールでは招集が難しい旨を伝えていると、伊紙が報じているからだ。これまで日本代表を牽引していた本田だっただけに周囲の動揺は多かれ少なかれ発生することに違いはない。代表のキャプテンは長谷部誠だが実質的に本田が仕切っている面も多く、スタイルがガラッと変わる可能性もある。

 このニュースを報じたのはイタリア紙「トゥットスポルト」。理由はやはり本田がクラブチームであるACミランでの出場機会を与えられていないことにある。今季の本田はリーグ戦で5試合にしか出場機会しておらずプレー時間で言ったら96分間だ。実質1試合分しかプレーしていないことになる。

 ハリルホジッチはそう言った点を考慮している。本田クラスとなると代表に招集したらベンチを温めるだけと言う訳にもいかないだろう。そうなったらいっそのこと招集すらしないほうがいいという狙いもあるかもしれない。いずれにせよクラブチームでの試合から遠ざかっている本田を使うのは難しい。

■他の選手も使いたい

 久保裕也や大迫勇也と言った海外勢が好調なのも本田招集を見合わせる要因の一つだろう。いい若手が出てこないと言う状況であればそのポジションを本田に任せることができる。しかし似たようなポジションで試合出場をしている若手はいるのだ。ハリルホジッチとしたらそちらの方を使いたいと思っていることだろう。

 Jリーグで出場している若手、中堅どころも活躍している。横浜・F・マリノスの斎藤学や鹿島アントラーズの遠藤康も当落線状ではないかと思う。精力的にJリーグ観戦を行っているハリルホジッチに対して彼らはいいパフォーマンスを示せている。試合に出てアピールすることが日本代表に招集される絶対条件なのだ。各チームがいい外国人選手を加入させているので、いいお手本がチーム内にいる若手が急激に伸びるなんてこともある。

■本田はユーティリティープレイヤーではない

 本田が落選させられる要因の一つとしてユーティリティプレイヤーではないことも挙げられるかもしれない。本田はアタッカーのためオフェンス能力に長けているがボランチなどはやらない。恐らくやれと言ったらできるだろうが、CSKAモスクワに在籍していた時にボランチをやるのを拒否していた。そう言った面も少なからず影響する可能性は大いにありうる。

 もし本田がロシア時代にボランチをやっていたら、元ドイツ代表シュバインシュタイガーのような選手になれたかもしれない。彼も元々はアタッカーだったがボランチにコンバートして開花した。ボランチだがミドルシュートもでき状況をみて前線に飛び出してくる。攻守に渡り世界トップレベルのパフォーマンスを見せる彼は使い道がたくさんあった。

 もちろん本田も今からボランチにコンバートすると言っても遅くない。個人的には日本代表招集の条件としてそう言った提示をしても悪くないのではないかと思っている。