体に現れる不快感。わざわざ病院に行くほどでもないけれど、やっぱり気になる…ということはありませんか。脚に不快感が現れる「むずむず脚症候群」も、放っておかれることが多い病気かもしれません。病院でも判断がしにくいという「むずむず脚症候群」とは、どのようなものなのでしょうか。

脚のむずむず感が消えない

むずむず脚症候群になると、脚の不快感が慢性的に起こるようになります。不快感といっても、症状は人によって様々であり、脚の深部にかゆみや痛み、あるいは脚になんとも言い難い感触があらわれます。「虫が這うような」または「何かに触られているような」と形容されることが多く、このような脚のむずがゆさから「むずむず脚症候群」と呼ばれています。「レストレスレッグス症候群」または「下肢静止不能症候群」(かしせいしふのうしょうこうぐん)とも呼ばれることもあります。

睡眠を妨げる「むずむず脚症候群」

脚のむずむず感は、椅子などに座りじっとしている時、または夕方以降・夜間に出やすくなります。そのため寝ている間に起こることも多く、脚の不快感のせいで寝付けないことも。でも歩きまわることで不快感がなくなる場合もあります。またむずむず脚症候群は合併症として、脚の痙攣が起こる「周期性四肢運動障害」にもなりやすいといわれています。脚の不快感が治ったと思ったら、今度は痙攣が起こってしまうこともあります。このようにむずむず脚症候群が原因で、睡眠障害に陥ってしまうことがあるのです。

不快感が気になる場合は受診してみましょう

むずむず脚症候群は40代以降に多くなります。女性の方が多く、その率は男性の1,5倍になるそうです。明らかな原因は現在も分かっていませんが、いくつか考えられている原因に、神経伝達物質であるドーパミン(人間の運動や行動に大きく関わる)の機能低下によるもの、体内の鉄分不足によるもの、或は遺伝によるものなどがあります。症状が軽いうちは生活改善をすることで症状が軽減することもあります。

カフェインは症状を悪化させる恐れがあるので、カフェインが含まれるコーヒーや紅茶、お茶などを控える。アルコール摂取や喫煙を控える。鉄分を多く含む食品を摂るようにし、マッサージが効果的なこともあるそうです。症状が重い場合は、生活改善とともに薬物療法を取りいれていきます。意外と多いと言われるむずむず脚症候群。むずむず感が気になる場合は放って置かずに病院を受診することをお勧めします。その場合は皮膚科などではなく、睡眠障害専門医、または神経内科医に相談するようにしましょう。


writer:Akina