3日同じマスクはちょっと引く

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感染症予防から花粉対策、単に顔を隠したいなどマスクを日常的に使っている人は少なくない。使い捨てタイプのマスクは、適切な「捨てる」タイミング、交換する時期はいつなのだろうか。

マスクの使用上の注意には「衛生面から1日1枚の使用を」との表示がある。1日中つけたままなら翌日は交換したい。一方、1日の間に何度も着け外しをしながら同じマスクを使い続けるのは、マスクが汚れて衛生上よくなさそうだ。とは言え、外す度に新しいマスクに交換するのも現実的とはいえないだろう。

いかに内側を汚染させないかが重要

そもそも一般的に、利用者の間で使い捨てマスクの交換頻度はどうなっているのだろうか。ネットリサーチを手掛けるディムスドライブが2017年2月28日に発表した「『マスク』に関するアンケート」では、「どのくらい使ったら新しいもの(マスク)に交換する?」という質問を2024人に行い回答を集計している。

このアンケートによると、「1日」が56.2%、次いで「汚れ、ニオイが気になったら交換」が18.6%、「2日」13.0%と続き、「3日以上」も6.8%ほどいた。男性は若年層ほど1日で交換する人が多く、年齢が上がるにつれ2日の使用者が増加した。女性は1日で交換する人が6割前後となっている。

アンケート結果からも多くの人が1日同じマスクを着け外ししながら使い続けていることが推測できるが、その使い方に問題はないのだろうか。「快適ガードさわやかマスク」などを製造・販売している白元アースに取材をしたところ、「着け外しを頻繁に行うことでマスクの機能が損なわれることはありません」との回答があった。ただし、口にあたる面を汚れた手で触ったり汚れた場所に置いたりすると、マスク自体が汚染されてしまう可能性があるという。使用期限や交換については、

「外したマスクの保管方法には気をつけていただき、衛生面から1日1枚のご使用をお勧めしています。汚れたり不衛生な環境にさらされてしまった場合は、その時点でお取替えください」

とのことだった。確かに、薬局などに貼られているマスクの使用法ポスターには、「着用前に手を洗う」といった方法を指示しているものもある。他のメーカーの担当者も、J-CASTヘルスケアの取材に「(マスクを)着脱しているうちに、内側(口に接する面)が汚れることが問題」だと指摘した。この部分に花粉やウイルスが混入しないように、あまり着け外しをしないほうがよさそうだ。担当者は続ける。

「あくまで一般論ですが、着け外しを繰り返すとゴムが緩むなどしてマスクの密着度が低下してしまい、異物が隙間から侵入しやすくなる可能性もあります。ただ、だからといって外すたびに新しいマスクを着けるというのはあまり現実的ではないですし、マスクは通常の使用法であれば1日は衛生的にお使いいただけます」

内側が化粧品などで汚れるのは?

口に接する面が花粉やウイルスではなく、化粧品や水などが付着した場合ではどうだろうか。マスクの通気性や防除性が低下する可能性があるのではないか。

白元アースは「化粧をしてマスクをつけると、マスクの内側に化粧が付着することがあります」と認めたうえで、「程度にもよりますが、多少化粧が付着するくらいでマスクの機能に問題が起こることはありません」としている、

取材に匿名で応じた別のメーカーの担当者も、「フィルターはマスクの層構造の内側に配置されているので、多少の汚れでマスクの性能は落ちません」と話す。そのうえで、

「口元の部分に大量に汚れがつくと、部分的には通気性に影響を受けることもあるかも知れません。油や水が広く付着している状態では性能に変化を生じる恐れもあり、その場合は新しいマスクと交換することをおすすめします」

と補足した。