By Linux Screenshots

Googleが提供するウェブブラウザのGoogle Chromeは、オープンソースのウェブブラウザ開発プロジェクトである「Chromium」をベースとしています。そのChromiumが、新しくアニメーション画像フォーマットのひとつである「APNG」に対応したことを発表しました。

7d2b8c45afc9c0230410011293cc2e1dbb8943a7 - chromium/src - Git at Google

https://chromium.googlesource.com/chromium/src/+/7d2b8c45afc9c0230410011293cc2e1dbb8943a7

ChromiumではPNG画像を「構造解析」と「デコード」の2段階にわけて解読することでAPNGに対応しているそうです。これにより、Google Chromeでも将来的にAPNGへの対応が行われる可能性が高まっています。

◆そもそもAPNGとは?

Animated Portable Network Graphicsの略称である「APNG(アニメーションPNG)」は、静止画像フォーマットのひとつである「PNG」を拡張したアニメーション画像フォーマットのひとつです。アニメーション画像フォーマットとして有名なものには「GIF」がありますが、これを使ったアニメーションである「アニメーションGIF(GIFアニメ)」の代替として作られた規格であり、GIFよりもきれい(GIFが256色しか扱えないのに対してAPNGはフルカラーに対応)でかつ圧縮率も高いのでファイルサイズがコンパクトになるというのが特徴です。

記事作成時点でAPNGに対応している主要ウェブブラウザはFirefox(バージョン51以降)とmacOS版のSafari(バージョン10以降)とiOS版のSafari(バージョン10.2以降)のみとなっています。

Animated PNG (APNG)



以下の画像はAPNG対応ウェブブラウザで見るとボールが弾んで見えるのですが、非対応の場合はただの止まったボールに見えます。

Animated PNG example bouncing beach ball.png

By Holger Will - [1], パブリック・ドメイン, Link

以下の画像をクリックした先には象が歩くイラストのアニメーションGIFとAPNGが表示されており、これもAPNG対応ウェブブラウザで見ると動きます。2つの画像はともに透過しているのですが、APNGの方が画像と透過部分の境界線がきれいです。

APNGサンプル



さらに、アニメーションGIFとAPNGのファイルサイズを比較しているのが以下のページ。同じ8bitならAPNGの方がファイルサイズをコンパクトにできることがわかります。

APNG Software - Samples 1



なお、Google ChromeでのAPNG対応が待ちきれないという人は、拡張機能の「APNG」を追加すればすぐにアニメーションを再生できるようになります。

APNG - Chrome ウェブストア