WBCのD組1次リーグで3連勝し1位通過したプエルトリコのヤディア・モリーナ捕手(34)=カージナルス=が「MLBは金もうけに熱心なあまり大会の警備をおろそかにしている」と自らのインスタグラムに投稿。波紋を広げている。

 発端はメキシコのグアダラハラで行われたプエルトリコ−メキシコ戦。

 9−4でプエルトリコが勝ったが、9回に三塁側スタンドのプエルトリコ・チームの家族席で殴り合いのケンカが発生。警備員がすぐに来なかったため、プエルトリコの選手がダッグアウトから一斉に飛び出した。双方のユニホームを着たファンのケンカで、5分後に騒ぎは収まり、幸いけが人はなかった。

 試合後、モリーナは「試合に集中したかったが、チームメートの家族が殴られているのを見たら、飛び出さざるをえなかった。何しろ警備員が全くいなかったんだから。MLBはWBCで金をもうけるのに必死でファンや選手の安全には無関心すぎる」と批判した。

 MLBは「不幸な出来事があったが、警備員はいち早く対応した」と反論したが、モリーナは「グアダラハラの大会運営全体がよくない。食事もひどいし、交通手段も整っていない。メキシコのファンに対して怒りはないが、我々プロはもう少し、注意を払ってもらう権利がある」

 メジャーでも有名なモリーナ3兄弟の末っ子で、オールスター選出7回。スター選手の怒りは当分収まりそうもない。