厚生労働省は2017年3月13日、C型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」の偽造品が奈良県内の調剤薬局チェーンの店舗などで発見された件について、東京都と大阪府が、流通に関与した卸売業者6社に対して薬機法に基づく行政処分(改善措置命令)を出したと発表した。改善措置命令を受けた企業は、指定された期日までに改善計画書を提出しなければならない。

同省によると、偽造薬は今年1月に奈良県内の調剤薬局「関西メディコで」、米ギリアド・サイエンシズ社のC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」を処方された患者が錠剤の形状に違和感を覚え、薬局に問い合わせたことから発覚。購入した薬局の別店舗などからボトル15本分の偽造薬が発見された。

今回東京都による措置命令の対象となったのは、最初に偽造品を仕入れたエール薬品(千代田区)と、その転売先である大興薬品(千代田区)、高洋薬品(千代田区)、フジ薬品(大田区)、野川薬品(台東区)の卸売り5社。大阪では、やはり転売先となったグローバルネットエルズ(大阪市中央区)の1社。

エール薬品は医薬品販売許可を持たない個人から仕入れており、転売先となった各社は添付文章などを確認せず、正規品であるかどうかの確認を怠っていたと指摘されている。