「ブロブ」「ダーク・スター」などをプロデュース Photo by Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic

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 「ブロブ 宇宙からの不明物体」など低予算ホラー映画のプロデューサーとして知られるジャック・H・ハリスさんが3月14日(現地時間)、米ビバリーヒルズの自宅で老衰のため死去した。享年98歳だった。

 ハリスさんは、若き日のスティーブ・マックィーンが主演した1958年のSF映画「マックィーンの絶対の危機(ピンチ)/人喰いアメーバの恐怖」で、製作費11万ドルという低予算ながら、興行収入300万ドルをたたき出す大成功を収めた。そのリメイク作「ブロブ 宇宙からの不明物体」(88)はカルト的な人気を誇り、現在2度目のリメイク企画が進行中だ。

 その他、ジョン・ランディスの監督デビュー作「シュロック」(73)で製作、ジョン・カーペンター監督の初長編作「ダーク・スター」(74)や、のちに「スター・ウォーズ 帝国の逆襲」でメガホンをとるアービン・カーシュナー監督の「アイズ」(78)で製作総指揮を務めた。

 1918年、フィラデルフィアに生まれたハリスさんは、7歳の頃からボードビル芸人としてショービズ界でのキャリアをスタート。高校卒業後は、地元の劇場で案内係として働き、5年足らずで16館もの映画館を経営するようになった。42年からは6年半ほどの軍務に就く。その後、宣伝・広告業や配給会社の経営を経て、映画プロデューサーとして手腕を振るった。14年2月には、ハリウッドの「ウォーク・オブ・フェイム」を受け、殿堂入りを果たした。

 米ハリウッド・レポーター誌によれば、ロサンゼルスのウエストウッド・メモリアルパークで3月20日に追悼式が行われる予定だという。