2016年の中国自動車市場において日系車の販売は非常に好調だった。だが、広大な国土を持つ中国では、地域によって車に対する好みは分かれるとする見方があるようだ。中国メディアの今日頭条が10日付で掲載した記事は、中国南部の消費者が日系車を好み、北部の消費者がドイツ車を好む理由について論じている。(イメージ写真提供:123RF)

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 2016年の中国自動車市場において日系車の販売は非常に好調だった。だが、広大な国土を持つ中国では、地域によって車に対する好みは分かれるとする見方があるようだ。中国メディアの今日頭条が10日付で掲載した記事は、中国南部の消費者が日系車を好み、北部の消費者がドイツ車を好む理由について論じている。

 記事は中国の北部と南部における自動車文化の違いについて、中国には「北部のドイツ系、南部の日系」というイメージがあると説明し、実際に北京など中国北部の都市に出かけると路上では南部よりも多くのドイツ車を見かけると論じた。

 続けて、南部の消費者が日系車を好む理由として、南部の消費者は日系車の故障率が低く信頼性が高いという点を気に入っていると指摘。また広東地方にはホンダやトヨタの工場があり、この点は消費者の車選びに直接影響していると指摘。修理が必要となっても便利であると説明した。

 さらに北部の消費者がドイツ系車を好むのは、ドイツ系車は頑丈であり内装も豪華であるという理由に加えて、フォルクスワーゲンの合資会社の工場がすべて北部に設立されており、ベンツ、アウディ、BMWの工場も基本的に北部に存在していることが大きく関係していると説明した。

 記事が指摘している理由のほかに、中国北部の反日感情は南部よりも強いとの指摘もあり、こうした感情も関係しているかもしれない。2012年に尖閣諸島(中国名:釣魚島)問題が生じた際、中国では日系車の販売台数が激減したが、販売がいち早く回復したのは広東省の地域だったのに対し、山東省、浙江省、江蘇省などの北部では反日感情が根深いため、なかなか販売が回復しなかった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)