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ダイエット時に実施することが多い食事改善。糖質や脂質などに配慮したご飯を食べた経験のある人も少なくないだろう。そんな人たちにとって朗報とも言える研究が発表された。ある特定の食材を食事に加えると、効果的にダイエットを行える可能性があるというのだ。

海外のさまざまなニュースを紹介する「MailOnline」にこのほど、「食材と脂肪燃焼」に関するコラムが掲載された。

体重を減らすには、適度な運動と適切な食事のバランスが重要なのは異論ないだろう。ただ、脂肪を燃焼させるのに効果的な食材があるとすれば、それを食事に取り入れることで体重を落としやすくできる可能性がある。

これまでの研究によって、体の熱発生効果を利用し代謝を促進させることで、体重のマネジメントに役立つ食材がいくつかあることが示唆されている。ある種の食品を食べると、よりエネルギーを使って熱を産生するようになるが、特に消化しにくい食品であるほど、カロリー消費につながるという。この「発熱性食材」をうまく利用すれば、効果的にダイエットができるという仕組みだ。

栄養学者のMay Simpkin氏は、普通の家庭にもある発熱性食材をいくつかあげているので、下記にまとめた。

トウガラシ

トウガラシに含まれているカプサイシンは身体を刺激して熱を発生させる。体内では白色脂肪細胞がエネルギーを蓄え、褐色脂肪細胞が脂肪を燃焼して熱を発生させると考えられている。2015年の研究によると、カプサイシンによって白色脂肪細胞が褐色脂肪細胞のような機能を果たすことが判明している。

全粒粉

玄米やオーツのような複合炭水化物は食物繊維が豊富で消化に苦労するため、多くのエネルギーを使うことになる。

野菜

ホウレンソウやクレソン、キャベツなどの葉物野菜も不溶性食物繊維が豊富で発熱性があるため、ダイエットに効果的だ。

黒コショウ

黒コショウに含まれている化合物・ピペリンは発熱性で、一部の脂肪細胞の破壊に関与しているとされている。

ショウガ

ショウガにもカプサイシンが含まれている。ショウガを摂取することで体内で熱が発生し、新陳代謝が加速される。さらに、ショウガは空腹感を和らげる作用もあると言われている。

ニンニク

ショウガ同様、ニンニクにも褐色脂肪細胞の発熱性を高める作用がある。

マスタード

マスタードは特にカプサイシンにみられる化合物を含んでおり、摂取すると体温を上げる作用がある。

緑茶

緑茶に含まれるカフェインとカテキン・ポリフェノールが新陳代謝を促進し、身体が使うカロリーが多くなることが判明している。

たんぱく質

脂肪や炭水化物と比較すると、高たんぱく質の食事を摂(と)ると発熱効果が高い。たんぱく質は複雑な栄養素であるため、消化過程でより多くのカロリーが消費されると考えられている。たとえば、300kcalの鶏のムネ肉を食べると約30%(100kcal)が消化の過程で燃焼する。

身体内の発熱性だけでなく、満足感を得るためにも食事やスナックのたびにたんぱく質を摂取するとよい。また、ベジタリアンの場合はキノアや豆類、玄米などがたんぱく源になると覚えておこう。

※写真と本文は関係ありません

○記事監修: 杉田米行(すぎたよねゆき)

米国ウィスコンシン大学マディソン校大学院歴史学研究科修了(Ph.D.)。現在は大阪大学大学院言語文化研究科教授として教鞭を執る。専門分野は国際関係と日米医療保険制度。

(杉田米行)