3月以降も企業の採用意欲は衰えず、求人数が多い状態が続く見込み。

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 インテリジェンスが運営する転職サービスDODAは13日、2月の転職求人倍率が前月比0.03ポイント増の2.38倍だったと発表した。求人数は前月比2.5%増、前年同月比20.6%増で、27カ月連続で調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新。

 転職希望者数は前月比1.3%増、前年同月比31.8%増と大幅増。3月末で退職し、4月入社に向けて転職活動をしている人が多いことから、転職市場は求人数、転職希望者数ともにかつてない活況を見せている。

 主要9業種の転職求人倍率の動きをみると、「IT・通信」が前月比0.32ポイント減の5.80倍、「メディア」が同0.14ポイント増の2.69倍、「金融」が同0.05ポイント増の1.51倍、「メディカル」が同0.01ポイント増の2.50倍、「メーカー」が同0.03ポイント増の1.57倍、「商社/流通」が同0.04ポイント増の0.81倍、「小売/外食」が同0.08ポイント増の1.22倍、「サービス」が同0.04増の2.82倍、「その他」が同0.16ポイント減の1.46倍だった。

 主要9業種の求人数は、「その他」を除く8業種すべてで前月を上回った。特に伸び率が著しかったのは、「メディア」(前月比6.9%増)、「メディカル」(同5.1%増)、「商社・流通」(同4.3%増)。「メディア」ではインターネット広告代理店、web制作会社が積極的な採用活動を行っており、また新聞社、出版社でもweb、海外関連など新しい部門で中途採用を行う動きがあった。

 職種別の求人数は、「営業系」が前月比0.3%減となったものの、それ以外の職種では全て前月を上回った。伸び率が大きかったのは「事務・アシスタント系」(同12.1%増)、「企画・管理系」(同6.1%増)、「技術系(化学・食品)」(同4.7%増)、「販売サービス系」(同4.4%増)など。

 3月以降も企業の採用意欲は衰えず、求人数が多い状態が続く見込み。4月に向けての転職市場は、昨年12月から本格的な動きが始まっている。同社によると、今の時期、企業によっては3月までの採用充足を満たすべく応募要件を緩和する傾向がみられ、書類選考が通りやすく、面接に進みやすくなることも多いという。