毎日電車に乗っていると、非常に稀ながら車内に忘れ物をしてしまうことがある。気付いた瞬間にサッと血の気が引くような思いをするが、すぐに駅に連絡をして探してもらい「そのような物が届いてます」と言われると、ホッとする。「もう見つからないだろう」と諦めかけていた時は、なおのこと驚きと安堵感を覚える。(イメージ写真提供:123RF)

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 毎日電車に乗っていると、非常に稀ながら車内に忘れ物をしてしまうことがある。気付いた瞬間にサッと血の気が引くような思いをするが、すぐに駅に連絡をして探してもらい「そのような物が届いてます」と言われると、ホッとする。「もう見つからないだろう」と諦めかけていた時は、なおのこと驚きと安堵感を覚える。

 中国メディア・今日頭条は13日、「遺失物探しで、日本人はわれわれが学ぶべきものを持っている」とする記事を掲載した。記事は、ある中国人観光客が新潟から静岡に向かう途中に経由した東京駅でフリーパスを紛失した時のエピソードを紹介。東京駅の落し物センターに電話をしたところその場で届け出がないかを確認してくれ、5分後に「ありました」と回答してくれ、受け取りの場所などについて相談してくれたと伝えた。

 その後しばらくして確認のためにセンターに電話を掛け「午前中に問い合わせをした者ですが」と話したところ、職員がすぐさま「○○さんですね」と対応してくれたことに対して高いプロ意識を感じたとしている。さらに2時間後、パスは無事に手元に戻って来たという。

 また、在日中国人の子どもが塾の帰りに弁当箱入りのバッグを電車の網棚に忘れてきた話も併せて紹介。鉄道会社に連絡し「似たようなものが届いている」と確認、電車に乗って駅まで取りに行ったところ「お弁当箱は洗ってあります。そして、遺失物受け取りの電車代はいりませんので出札時に駅員に声を掛けてください」と説明されたと伝えている。

 記事は「日本は理想の社会ではない。しかしトラブルが発生した時、ちゃんと話や要求を聞いてくれる場所があると感じさせる。今の日本社会は、戦後の数代の人たちが弛みない努力を重ね、行政と民間が協力し合ってきた成果なのだ。その秩序正しさは『1人1人が責任を持ち、みんなで努力することにより、社会はより良く変わっていく』ということを教えてくれる」と結んだ。

 遺失物の捜索は「絶対に探し出してくれる」ものではなく、可能な限り探してくれるサービス。出てこないからといって文句を言ってはいけない。トラブルを避けるには、日ごろから持ち物には細心の注意を払うのが一番だ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)