ふじい・けんたろう='80年生まれ、東京都出身。「クイズ☆タレント名鑑」('09〜'12年)「テベ・コンヒーロ」('12年共にTBS系)など、お笑い番組を多数手掛ける

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テレビ界に多大な功績を残したトップクリエーターたちが独自のテレビ論を披露する、週刊ザテレビジョン創刊35周年記念インタビュー連載「テレビの開拓者たち」の第8回には、「水曜日のダウンタウン」「クイズ☆スター名鑑」(共にTBS系)など、攻めた番組を作り続けるプロデューサー・藤井健太郎氏が登場する。

【写真を見る】芸能人たちが信じ込む“説”を独自の目線検証を行う「水曜日のダウンタウン」は毎週水曜日に放送中/(C)TBS

若くして熱狂的なファンを生み出している藤井氏が、テレビ制作に興味を持ったのは、「進め!電波少年」('92〜'98年日本テレビ系)を見てからだったと語る。

「“お笑いマニア”ではなかったですが、笑いが含まれているものが好きでした。テレビを作っているカメラの向こう側の人を意識したのは『―電波少年』。映る人ではなく中身を考えている人が面白いんだって。仕掛けている側に興味を持ちました」

そんな彼の番組は挑戦的な内容が多く、世間では“攻めている”という言葉で表現されることが多い。

「攻めてやろうなんて思っているわけではなく、あくまでも好きなことを追求していったらそういうふうに見られがちというだけで。自分が面白いと思うものの趣味が“そっち”寄りなんでしょうね(笑)。とはいえ、自分の好きなものと対世間との接地面みたいなものを考えていくことが今後の課題だと思います。ただ、作り手には好きなものや作りたいものは絶対に必要。僕の好みや特徴的な部分を失わず、幅広い人に刺さるものをバランス良く作りたいですね」

しかし、テレビで個性を出すのも難しくなってきた今の時代、彼は今後のテレビはどうなっていくと考えているのだろうか。

「あまり考えたことはないですが、僕らはちゃんと面白いものを作っていければいいんじゃないですかね。趣味が細分化しているので、誰かしらに強く好かれるものを作ることも大事かな、と。ただ、ある程度このやり方で来てしまったので、今さら違うこともできないと思います(笑)」

同誌では他にも、入社1年目で考えた企画から生まれた番組「限度ヲ知レ」('04年TBS系)や、「リンカーン」('05〜'13年TBS系)でチーフADを務めていた時代のダウンタウンとの秘話を語っている。彼の作り手としての原点ともいえる過去が明らかに!

さらに、WEBサイト「ザテレビジョン」では、「テレビの開拓者たち」に登場したクリエーターたちの完全版インタビューを近日公開予定。乞うご期待!