2020年を目処に衝突被害軽減ブレーキ(ペダル踏み間違い時加速抑制装置含む)の標準化が実現しそうです。

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自動車業界による自主規制(主要自動車メーカー8社は、標準装備だけでなくオプション設定を含む)という形になるのか、国土交通省が検討を始めているという義務化になるか分かりませんが、アクセルとブレーキの踏み間違い、急発進などの事故を減らすのに有効な装備であることは間違いありません。

3月13日、マツダは日本で販売するほぼすべての新世代商品(デミオ、CX-3、アクセラ、アテンザ、CX-5)を対象に、先進安全技術「i-ACTIVSENSE(アイ・アクティブセンス)」の標準装備化を2017年度中に実施すると表明しました。

同社は、2020年にも標準義務化(自主規制含む)が見えてきた衝突被害軽減ブレーキ(ペダル踏み間違い時加速抑制装置含む)に先手を打った格好になります。他メーカーもフルモデルチェンジを機にこうした安全装備を標準化する流れが加速しそうです。

マツダの「アイ・アクティブセンス」は、衝突被害軽減ブレーキをはじめ、AT車のペダル踏み間違いによる事故を低減する「AT誤発進抑制制御」、車線変更時に斜め後方から接近する車両を知らせる「BSM(ブラインド・スポット・モニタリング)」、駐車場などでの後退時に横(左右)から近づく車両を検知し、接触の危険を知らせる「RCTA(リア・クロス・トラフィック・アラート)」が含まれた先進安全装備の総称。

なお、衝突被害軽減ブレーキは、車種に応じて「SCBS F(スマート・シティ・ブレーキ・サポート/前進時)、「SCBS R(スマート・シティ・ブレーキ・サポート/後退時)」、歩行者検知機能が加わった「アドバンストSCBS(アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ・サポート)」のいずれか(複数の場合を含む)が標準装備となるそう。2017年度中では、歩行者検知が全車標準にはならないようですが、それでも2020年度を目処に対応してくると思われます。

今回、2017年度中に標準化するとした装備以外にも、夜間や長距離走行などに対応した安全装備をすでに実用化し、各モデルに設定されています。

 

たとえば、夜間走行時の良好な視界を確保するヘッドライトは、「HBC(ハイ・ビーム・コントロールシステム)」、「ALH(アダプティブ・LED・ヘッドライト)」の2種類を設定。

ほかにも、中・高速走行時でも作動可能な衝突被害軽減ブレーキ「SBS(スマート・ブレーキ・サポート)」、車線逸脱警報システムの「LDWS(レーン・デパーチャー・ワーニング・システム)」などの先進安全技術が新世代商品でグレード別、もしくはメーカーオプションで(ほぼ)選択できるようになっています。

(文/塚田勝弘 写真/塚田勝弘、マツダ)

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