中国・安徽省で6,713gの巨大児が誕生(出典:http://metro.co.uk)

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中国でまたしても、新生児の平均的な体重の2倍ほどもある巨大な赤ちゃんが誕生した。出生体重はなんと6,713g。近年、中国では“巨大児誕生”の話題があとを絶たないが…。

『人民日報』が伝えているところによれば、陝西省西安市の「西安大興医院」で記録的な巨大児が誕生したもよう。赤ちゃんは男の子で身長は58cm、出生体重は6,713gもあり、帝王切開手術による出産であった。一家はWangさんといい、母親は35歳、赤ちゃんには8歳の姉がいるという以外の情報は明らかにされていない。しかし大きな男児の誕生が嬉しくてたまらない父親はメディアに次々と写真を提供。中国語で健康を意味する“カンカン(Kang Kang)”君と名付けられたことも発表された。

母親は妊娠中、雑穀類からなる食べ物をふんだんに摂取し、妊娠糖尿病を発症して激太りしたとのこと。中国では昔から「よく食べて大きな子供を産む」ことが良しとされてきたが、地元の医師は「(太りすぎると)出産に悪影響を及ぼす可能性があります。そのような古い言い伝えは忘れて欲しい」と女性たちに警告している。

2008年に7kgを超える赤ちゃんが誕生して人々を驚かせた中国。安徽省、江蘇省、河南省などからも6kg超、7kg超で生まれた赤ちゃんの話題が続々と伝えられており、巨大児が生まれる確率はこの国が圧倒的に高い。巨大児とは4kg以上の体重で生まれる赤ちゃんのこと。現在の中国ではその割合が驚くことに10%を超え、それに伴い帝王切開出産件数および妊産婦死亡件数も増加しているという。

気になるのはやはりそうした母親たちが妊娠中に摂っていた食べ物である。今では飼育のため成長ホルモンが大量に投与されたことが疑われる食品が多々指摘されるようになっているなか、6,180gの巨大児を出産した上海の女性は「私は毎日ミルクを1杯、卵を1個、果物はふんだんに摂りました。どれも“栄養強化”と謳われたものです」と語って妊婦を不安にさせ、専門家らに衝撃を与えた。

ちなみにドイツのザクセン州では2013年、女性が6,010gの赤ちゃんを自然分娩にて出産し、大変な話題になったことがある。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)