11日、中国人民解放軍東部戦区政治工作部の中国版ツイッター公式アカウント・東線瞭望が、荒唐無稽とやゆされることの多い最近の抗日ドラマについて、「とても容認できない」と強く批判した。写真は中国の抗日ドラマ撮影現場。

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2017年3月11日、中国人民解放軍東部戦区政治工作部の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)公式アカウント・東線瞭望が、荒唐無稽とやゆされることの多い最近の抗日ドラマについて、「とても容認できない」と強く批判した。

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これまで、美女がズボンの中から手りゅう弾を取り出す、日本兵を素手で引き裂く、自転車で空中を飛ぶ、大砲を肩に担いで打つ、素手で石油缶を投げる、肉まんが手りゅう弾に早変わりするなどのトンデモ抗日ドラマが話題となっていた。

掲載された記事は、「抗日戦争はかつて中国人に大きな痛みをもたらした。先人たちが国を救うため命がけで戦った輝かしい歴史は、すべての人が共有すべき貴重な財産のはず。悪意をもって冒とくする行為は、もはやとうてい容認できない」と厳しく糾弾した。

「どんな作品を撮影するかは個人の自由だが、あまりに多くの公共資源を占有しているとなれば話は別だ」とし、映像作品は国の文化やイメージを伝える存在でもあり、制作側や出演者はより多くの社会的責任を負うべきだと指摘している。

批判の対象は政府の監督機関にも及んでいる。「こうした事実に反する内容の映像作品は次々と世に出てきており、管理監督すべき立場にある政府機関がそれらを野放しにし続けているのは極めて無責任だ」としている。

日本に対して「歴史の真実から教訓を得てほしい」という思いで「歴史を歪曲(わいきょく)するな」と批判しているのに、その一方で自分たちが勝手にうそに満ちた歴史に作り替えているこの現状はまったく笑えないと指摘している。(翻訳・編集/岡田)