金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件をめぐり、マレーシアと北朝鮮の関係が険悪さを増す中、マレーシア当局は、サラワク州に滞在している北朝鮮人50人を国外追放にする方針を示した。マレーシアの英字紙、ザ・スターが報じた。

マレーシアのザヒド副首相は14日、ビザの期限が切れ不法滞在状態の北朝鮮労働者50人を国外追放にすると述べる一方で、有効なビザを持っている人は今後も滞在できると付け加えた。マレーシア当局は、同国滞在の北朝鮮人の出国を禁じる措置を取っているため、滞在はできても出国はできない状態だ。

当局は、オーバーステイの北朝鮮人を抑留するか、追放するかを検討してきた。

サラワク州に滞在する北朝鮮人176人のうち、140人が不法滞在状態だが、今回追放方針が示された50人以外の処遇は明らかにされていない。

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一方、国営のブルナマ通信によると、アブドゥル・アジズ観光文化相は、投資者向けの長期滞在プログラム「マレーシア・マイ・セカンドホーム」のビザを得てマレーシアに滞在している北朝鮮人は4人だと明らかにした。数百人の北朝鮮人がビザを申請したが、審査の結果、認められたのは4人だけだったと述べた。