川崎は26分に先制を許すと、早くも34分に一人目の交代。同時に6つのポジションで選手の組み換えを行なった。

写真拡大

[ACL3節]広州恒大 1-1 川崎/3月14日/広州天河

 アジア・チャンピオンズリーグは3月14日、各地で3節を開催。中国・広州では、広州恒大対川崎フロンターレの一戦が行なわれ、1-1の引き分けに終わった。

 川崎が小林悠の土壇場でのPK弾で追いつき、3戦連続のドローに持ち込んだこの試合、鬼木達監督は1点リードを許した34分に、早くもボランチの板倉滉を下げ、FW森本貴幸の投入を決断している。

 そして、この交代策と同時に、川崎はFWからDFまで、実に6つのポジションで大胆な選手の組み換えを行なった。

 4-2-3-1の布陣でスタートした川崎(先発布陣は図の通り)だが、1トップは阿部浩之→森本、中盤2列目では左サイドの大島僚太が阿部に変更となり、ボランチは板倉→大島に。さらに最終ラインは、右SBが井川祐輔→登里享平、CBが車屋紳太郎→井川、左SBが登里→車屋へとスイッチされた。

 先制を許した後も、しばらくは危ないシーンが頻発した川崎だったが、徐々に落ち着きを取り戻しペースを掴んでいく。

 ポジションを移した登里や車屋が高い位置取りで対面の相手を押し込み、後半には前半あまりいいところがなかった小林悠が前線でチャンスに絡み始める。75分過ぎからは、広州のペースダウンとともに、完全に試合を掌握した川崎は、ついに土壇場でPKをゲット。小林が落ち着いてシュートをゴール中央に沈め、ドローへ持ち込んだ。

 いくつかの決定的な場面をモノにできれば、勝点3も奪えたと見ることもできた試合ではあったが、ともに勝点5のグループ1位・広州恒大、同2位・水原三星に対し、勝点2差と競り合う展開に持ち込めたという意味でも価値ある引き分けとなった。