際どいミドルも難なくセーブ。雨が降り、風も強いコンディションの中でも、経験豊富な曽ケ端のパフォーマンスは高いままだった。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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[ACL・3節]鹿島 3-0 ブリスベン・ロアー/3月14日/カシマ
 
 リーグ戦でもACLでも、ここまで鹿島の正GKは新加入のクォン・スンテが務めてきた。
 
 昨季まで守護神の座にいた曽ケ端準はベンチを温める日が続いたが、1勝1敗で迎えたACL3節のブリスベン・ロアー戦で、ようやくピッチに立つことができた。
 
「風も雨もあって、みんな難しいコンディションで、なかなか上手くいかないところもありましたけど、我慢強く、全員で戦えたと思いますし、しっかり勝てたので良かった」
 
 久しぶりのゲームだったが、「いつも通り」にプレーしたという。26分、33分とピンチを迎えたが、確実にセーブして事なきを得る。慌てる素振りはない。ベテランらしく落ち着き払った対応は、チーム全体に安心感を与えていた。
 
「もちろん、紅白戦とはやっぱり違いますし、まったく問題がないことはないですけど、ホームだし、そのへんは落ち着いてゲームに臨めました」
 
 1勝1敗で迎えた今回のホームゲームの重要性は、十分に理解していた。
 
「(グループステージの)前半戦の3つのうち、ふたつがホーム。後半戦の3試合はアウェーがふたつ。ここで勝点3を取っておくのは大きい」
 
 ある意味、負けられないゲームでの抜擢だったが、指揮官の期待に応えるパフォーマンスで、チームの完勝に貢献してみせる。
 
 このまま控えに甘んじるつもりはない――経験豊富なベテランGKが、レギュラー奪還に向けて、大きな一歩を踏み出した。

【ACL PHOTOハイライト】鹿島3-0ブリスベン 鹿島が3得点で完勝!
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)