過去4年間ほどの間に、中国政府は海外人材とインテリジェンス業務の導入を非常に重視してきた。写真は2016年度中国政府友誼賞を受賞した米カリフォルニア大学ロサンゼルス分校の疫学を専門とするRoger Detels教授(資料提供:中国国家外国専家局)。

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上海交通大学主任教授を務めるスウェーデン王室工学院院士のアンダース・リンドクイスト氏はこのほど、人民日報の取材に対し、「中国で働く外国人専門家である私は、中国政府は科学研究を非常に重視しているという印象を抱いている。光栄にも、2015年に中国科学院外国人アカデミー会員に選ばれ、2016年には上海市から白玉蘭賞を受賞した。中国の社会・経済は、過去数十年の発展過程を経て、政治・経済制度の優位性を示すまでとなった」と述べた。

リンドクイスト氏は、「今年の全国両会(全国人民代表大会・全国人民政治協商会議)で最も関心を抱いたことは、科学研究の支援面で、中国政府はどのような新たな政策を打ち出すかという点で、科学研究をめぐる中国の大きな局面を前向きに改善していく上で、中国政府は『優れた人の意見を広く受け入れる』としている」と述べた。

リンドクイスト氏は、「千人計画」(略称:外専千人計画)で中国に誘致された第一次外国人研究者のひとりだ。国家外国専家局によると、海外ハイレベル人材招致プロジェクト「千人計画」が2011年8月にスタートして以来、6回にわたり計381人の海外トップレベル人材が中国国家外国専家局関連・業務範囲に組み込まれた。

過去4年間ほどの間に、中国政府は海外人材とインテリジェンス業務の導入を非常に重視してきた。習近平国家主席は2014年5月、「外国人専門家座談会」を自ら上海で主催した。習主席は、同会において、「中国でキャリア発展を目指す意思を持つ外国人が、中国にやってきて、中国に落ち着き、優れた業績を残し、自由に流動できる環境を作る」と述べた。2016年政府工作会議では、さらに一歩踏み込み、「より積極的で、開放的、効果的な人材誘致栄作を実施する」方針が示された。

「外専千人計画」では、一連の関連政策も打ち出された。たとえば、「外専千人計画」長期プロジェクトにおいて、中央財政は、専門家1人につき100万元の一次補助金を拠出し、招聘機関に科学研究費や人件費補助を付与するなどの特別措置を講じた。中国政府は人材誘致を目的に、入国居留・プロジェクト申請・科学研究資源・財産権保護などの分野でのサポート力も強化している。

中国の現代化建設に目覚ましく貢献した外国人専門家を顕彰する目的で、中国政府は1991年、「中国政府友誼賞」を設立した。これは、中国政府が、外国人専門家に授与する最高レベルの賞で、これまでに70カ国の専門家計1499人が受賞した。2016年には、18カ国の外国人専門家50人が同賞を受賞している。(提供/人民網日本語版・編集/KM)