中国の最高額紙幣は100元札だ。この100元札で買い物をすると、お店の人が簡単に受け取ってくれることはまずあり得ない。透かしてみたり、ブラックライトに当ててみたり、ニセ札鑑別機に入れたりして、問題がなければ初めてレジに「100」と打ち込んでくれるのである。もし、日本で店員がそんなことをしたら、客はきっと不愉快になるだろう。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の最高額紙幣は100元札だ。この100元札で買い物をすると、お店の人が簡単に受け取ってくれることはまずあり得ない。透かしてみたり、ブラックライトに当ててみたり、ニセ札鑑別機に入れたりして、問題がなければ初めてレジに「100」と打ち込んでくれるのである。もし、日本で店員がそんなことをしたら、客はきっと不愉快になるだろう。

 中国メディア・今日頭条は13日、「この国のコンビニにはニセ札鑑別機がない 全世界でニセ札がないのはここだけ 偽装に対してとても厳しい」とする記事を掲載した。記事は「日本人のまじめさはみんなに深い印象を与える。日本への旅行では、コンビニにニセ札鑑別機がないことに気付く。高額紙幣をもらっても、わざわざその真偽を調べたりしない。全世界でニセ札がないのは日本だけという人がいる。絶対とは言えないが、確かに非常に少ないのだ」としている。

 日本にニセ札が極めて少ない理由として記事は「まず、日本のお札は単純な紙幣ではなく、日本特有の原料を用いているほか、表面には偽造防止用のインクが用いられている。偽造が難しく、できたとしても莫大なコストになるため割に合わない」と説明した。そして、2つ目の理由として「日本は偽装に対する寛容度がほぼゼロである」点を挙げ、企業の偽装が発覚すれば社長が公開謝罪をすることとなり、しかもその企業はもう立ち行かなくなるなどと紹介。「日本人のまじめな姿勢が、今の品質を作っているのかもしれない」と伝えている。

 日本の1万円札の印刷技術は、お金としての価値はもちろんのこと、芸術品としての価値もあると言えるかもしれない。それほど1枚の紙の中に様々な最先端技術が含まれているのだ。中国の紙幣にももちろん偽造しにくくする工夫がなされてはいるが、それでもニセ札製造業者とのいたちごっこ状態が続いている。よく「13億人がみんなでババ抜きしている」と形容される中国のお札事情。コンビニからニセ札鑑別機が消える日はやって来るだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)