4日前のリーグ横浜戦でも決勝点をマークした鈴木。その高い決定力でチームに勝利をもたらしている。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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[ACL・3節]鹿島 3-0 ブリスベン・ロアー/3月14日/カシマ
 
 鮮やかな先制点だった。
 
 43分、右サイドの伊東幸敏から低い弾頭のクロスが入ると、鈴木優磨は迷うことなく右足を一閃。ボレーシュートでネットを揺らした。

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「相手のDFが、ニアをゾーンで消してきていたので、ちょっとマイナスにいようとして。伊東選手とはよく居残り練習しているので、意思疎通がとれたゴールだと思います」
 
 チームとしてはチャンスを作りながらも、なかなかゴールを奪えない状況下で、膠着状態を打破する値千金の先制点だった。ただ、本人は「言い方は悪いですけど、この相手ならもっと点を取らないといけない」と貪欲だ。
 
 前節の敵地でのムアントン・U戦では、1-1の状況で得たPKを失敗。直後にチームは失点を許し、鈴木は敗戦の責任を強く感じていた。
 
 その時の借りを「返せたという気持ちはある」。しかし、「もっともっとチームに貢献できるよう、たくさんゴールを取りたい」と、前を向く。
 
 成長著しい背番号9が、そのゴールで鹿島を初のアジアの頂点へと導けるか――。
 
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)