12日にロンドンで行われたイングランド・FAカップ準々決勝で、一部のファンが韓国人選手・孫興民に対し人種差別的なチャントを浴びせたことについて、欧州サッカーの舞台で審判として活躍したキース・ハケット氏が「試合中断理由に該当する」と指摘した。資料写真。

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2017年3月14日、韓国・SBSによると、12日にロンドンで行われたイングランド・FAカップ準々決勝のトッテナム対ミルウォール戦で、一部のミルウォールファンがトッテナムの韓国人選手・孫興民(ソン・フンミン)に対し人種差別的なチャントを浴びせたことについて、欧州サッカーの舞台で審判として活躍したキース・ハケット氏が「試合中断理由に該当する」と指摘した。

ハケット氏は英紙テレグラフ電子版に「孫興民に対する人種差別的なチャントを主審が聞いていたのなら試合を中断するべきだった」と題する文章を寄稿した。その中で、ハケット氏は「欧州サッカー連盟の主管競技で審判を務めたことがある」とし、「ジェノアとマッカビの試合だったが、レバノンのヒズボラを支持する大きな横断幕が掲げられているのを見て、これを撤去しなければ試合を始めることはできないと判断した」と明らかにした。

また、「幸い横断幕は撤去され試合を始めることができたが、人種差別的なチャントに対しては断固とした態度を取らなければならないという事実に気付くきっかけとなった」と説明。その上で、「おそらく孫興民に対する人種差別的なチャントは主審に聞こえていなかった」とし、「もし主審がチャントを認知していたのなら、試合を中断し、公式的な調査の手続きに入っていたはずだ」と指摘した。ハケット氏は競技場の警備員や警察が観客席に入り、問題のチャントを主導する人を摘発することもできると明らかにした。

一方、トッテナムは14日、「われわれの情報を調査当局に提供する」とし、人種差別的な応援をした観客を見つけ出すためにあらゆる手段を使う考えを示した。FAのマーティン・グレンCEOも、「サッカーは差別主義者の行為を厳しく禁止する」とし、「包容の価値を追求するイングランドサッカーでこのようなことが発生し、まことに残念だ」と述べた。

この報道に、韓国のネットユーザーからは「英国は人種差別が深刻な国だ」「ひど過ぎる。もうKPOPを聴かないで」「英国を紳士の国と言ったのは誰?」「欧州だからといって先進国なわけではない」「21世紀に人種差別をすることは、『私は未熟な人間』と言って回っているようなもの」など英国に批判的なコメントが多く寄せられた。

その他、「こういう報道を見ると、韓国ほど優れた国民性を持つ国はないと実感する」と韓国を称賛するコメントや、「韓国人選手も日本で人種差別的なパフォーマンスをしていたよね?」「韓国人が嫌われるのは犬食文化のせい。犬食を禁止してほしい」などと指摘する声もみられた。(翻訳・編集/堂本)