王威中市議の事務所提供

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(台北 14日 中央社)ホテルオークラ傘下の高級ホテル「オークラプレステージ台北」(台北市)で、消費期限切れの冷凍エビやカビの生えたタロイモなどが使用されていたことが14日、分かった。与党・民進党所属の王威中・台北市議が記者会見で明らかにした。これを受け、同ホテルの後藤浩之総支配人は同日、期限切れ食材などの使用を認め、「管理責任者としての監督が不行き届きだった」として消費者に謝罪した。

問題は同ホテルの元料理人による告発で発覚。元料理人によれば、昨年9月に消費期限切れの冷凍エビの使用に気付き、同10月にはカビの生えたタロイモの使用に加え、副料理長が黒ずんだ魚肉を使って調理した魚フレークを来店客に提供しているのを見つけたという。この元料理人は今年1月にホテルに報告したものの、ホテル側から明確な回答は得られず、2月に突然解雇されたと明かした。

同ホテルによると、冷凍エビについては入荷の2、3日後に期限切れに気付き、直ちに業者に返品したものの、内部の点検作業が不十分だったために一部は天ぷらとして使用されたという。タロイモのカビに関しては、ホテル内に長期間放置していたのが原因だと説明。魚フレークについては把握しておらず、現在調査中だとした。消費者への賠償についても協議しているという。

台北市政府衛生局は同日午前、ホテルに対し立ち入り検査を行い、出入荷記録を調査。食品安全衛生管理法に違反した場合、6万台湾元(約22万円)以上、2億元(約7億4300万円)以下の罰金が科される。

オークラプレステージ台北は2012年8月、高級ホテルが軒を連ねる台北メトロ(MRT)中山駅付近に開業。日本人の宿泊客も多い。

(游凱翔、呉欣紜/編集:名切千絵)