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NECは、情報通信研究機構(NICT)と共同で2月24日から26日にかけて、沖縄プロ野球キャンプの放送映像を用いて、映像伝送装置や映像カメラなどのIoT(Internet of Things)端末に紐づいた属性情報やネットワークの通信(トラフィック)量に応じて、適切なネットワークを動的に構築・活用する実証実験を実施したと発表した。

実証実験では、NICTが保有しているVPNルータ、SDNコントローラやSDNスイッチを東京と沖縄に配置したネットワーク環境を利用。NECはネットワークを自動で管理・制御可能な基盤「IoTサービスイネーブラ」を提供している。

実験ではプラチナ、ゴールド、シルバーの3つの属性情報とトラフィック状況をリアルタイムに監視し、通信帯域や処理能力などが異なる複数の仮想ネットワークの構築・展開をすることで、沖縄プロ野球キャンプの放送映像を、属性情報とトラフィック状況に合わせて適切な仮想ネットワークに振り分けて伝送することに成功したという。

本実証実験について情報通信研究機構 JGN運用グループ長/奈良先端科学技術大学院大学 客員教授 小林和真氏は「ネットワーク基盤の共有化は、IoTサービス普及に向けた重要な課題です。サービス毎に独立した基盤を個々に整備するのは、コストの面からも運用の面からも現実的ではありません。IoTサービスイネーブラとSDNを連携させることは、こうした課題を解決できる新しいソリューションのひとつです。刻々と変化するIoT環境に、必要に応じてサービスオリエンテッドなネットワークを構成します。JGNとRISEによる今回の実証実験により、競争力のある製品としてサービスに利用されることを期待しています」とコメントしている。

(丸山篤)