「AWE2017」の日立ブースでは「日本品質」を訴求

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 中国・上海で3月9日から11日まで開催された中国家電世界博覧「Appliance & Electronics World Expo 2017(AWE2017)」に出展した日立は、ホームネットワークよりも家電製品ごとの「日本品質」をアピールした。

 「日本で製造した製品を中国に持ち込んで富裕層向けに『日本品質』をアピールする。製品を実際に見て、触って体験してもらいたい」と日立の担当者は「AWE2017」出展の狙いを語った。

 中国家電メーカーを含めてスマート家電の出展が目立つ中、日立は「家電製品についてはまだ研究段階」という。一方で「冷蔵庫は2ドアから3ドア、3ドアから4ドア、6ドアにステップアップする買替え需要が目立つ」と語るように、高級家電を中心としたアッパー層の買替え需要を着実に獲得していく戦略だ。

 品質や安心を訴求するために「日立大事件」と題した年表を作成。1910年の国産初の5馬力モーターや、1924年の国産初の電気機関車「ED15形」の開発・製造から始まり、家電製品にもその技術力が継承されていることを訴えた。

 エアコンのデモコーナーでは、人物や家具の形状、体感温度などをセンシングする「くらしカメラAI」を展示。エアコンに搭載したカメラで、リアルタイムに人物を認識する様子をモニターに映し出し、高精度のセンシング技術をアピールした。

 また冷蔵庫のコーナーでは、6ドアの最上位モデルを展示し、指先でスライドするだけで電動で扉が開くデモを実施。来場者は、ドアがスマートに開く様子を食い入るように見ていた。

 日本製の炊飯器は中国で人気が高い製品ジャンルの一つ。「上海にも日本料理店は多くあり、日本のごはんのおいしさを知っている中国のユーザーは多い。実際に炊いたご飯を食べてもらうのが一番わかりやすい」と、会場で握ったおにぎりをふるまうコーナーも人気だった。(BCN・細田 立圭志)