「紳士のための愛と殺人の手引き」

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2014年のトニー賞で作品賞・脚本賞ほか4部門を受賞した新作ミュージカルが日本に初上陸します。

エドワード朝時代(1900年頃)のイギリスを舞台に、伯爵継承順位8番目の男が、継承順位上位の邪魔者たちをあの手この手で排除していくドタバタコメディ。その殺される様はあまりにも面白おかしく、劇場が笑いの渦に巻き込まれます。

市村正親が8回殺される?

この作品の大きな魅力は、殺される8名を一人の役者が早代わりで演じ分けることです。ブロードウェイでは伝説の俳優ジェファーソン・メイスが演じました。この1人8役というのは、男性、女性、男性と女性の中間のような役まであり、これを見事に演じ分けたジェファーソン・メイスは、トニー賞主演男優賞を文句なく受賞しました。正直なところ、作品の出来は主演のジェファーソン・メイスの演技力に負うところが多く、日本でこの役を演じられる俳優はいないと思われていました。

ところが、このとんでもない役を演じることができる俳優が、日本にもいたのです。演劇界のレジェンドと言っても過言ではない怪優、市村正親です。彼であれば、ブロードウェイの舞台を超える演技を見せてくれるに違いありません。

抱腹絶倒の物語は......。

貧乏な暮らしをしているモンティは、優しい母に突然死なれて打ちひしがれています。そこに亡き母の古い友人であるミス・シングルが、思いもよらないニュースを持ってきます。なんとモンティの母は、実は大富豪の貴族の末裔であり、モンティにも爵位継承権があると告げたのです。とはいっても8番目の継承権。つまり現伯爵を含め、親族8人が死ななくては伯爵になれません。

モンティはひそかに決意します。8人の相続人を抹殺し、自分が伯爵になり莫大な財産と城を手にすることを!

モンティは、一人、また一人、奇妙キテレツな方法で殺人を重ね、ついに全員をあの世へ送ります。ところが、最後の最後に殺人容疑で捕まり、投獄されてしまいます......。はたしてモンティは見事爵位を継承することができるのでしょうか?

市村の演じる8役は、殺された後、すさまじい早さで次の役に代わって舞台に登場します。男性から女性に早代わりする場面もあり、登場しただけで拍手喝采がやみません。ブロードウェイ版では、歌、ダンスのほかにさらにアイススケートや自転車のパフォーマンスも見せていました。日本版ではさらにパワーアップした演出が期待できます。

軽快な音楽と歌に乗せて、観客のお腹がよじれるまで笑わせてくれる抱腹絶倒のミュージカル・コメディ。この春、最もおすすめの作品です。

ミュージカル『紳士のための愛と殺人の手引き』

東京公演:4月8日(土)〜4月30日(日)日生劇場
大阪公演:5月4日(木・祝)〜5月7日(日)梅田芸術劇場メインホール
福岡公演:5月12日(金)〜5月14日(日)キャナルシティ劇場
名古屋公演:5月19日(金)〜5月21日(日)愛知県芸術劇場 大ホール

脚本・歌詞:ロバート・L・フリードマン
音楽・歌詞:スティーブン・ルトバク
原作:ロイ・ホーニマン
翻訳:徐 賀世子
訳詞:高橋亜子
日本版演出:寺粼秀臣
出演:市村正親、ウエンツ瑛士/柿澤勇人(Wキャスト)、シルビア・グラブ、宮澤エマ、春風ひとみ 他

作品の詳細は公式サイトで。