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元SMAPの草なぎ剛が主演を務める関西テレビ・フジテレビ系の"復讐シリーズ"ドラマ第2弾『嘘の戦争』(毎週火曜21:00〜)。マイナビニュース読者アンケートの放送前期待度や、テレビウォッチャー調べの満足度調査で冬の連続ドラマトップを走り、全国主要8地区平均の視聴率もWBCが中継される中で2ケタをキープした。

昨年末でSMAPが解散してから、初の連ドラ主演という大仕事に臨んでいる草なぎだが、きょう14日(21:00〜22:09)で最終回。クライマックスの見どころや、スタッフとの信頼関係などを語ってくれた――。

○「愛されている」のが伝わってくる現場

――関西テレビ制作のドラマでは、『いいひと。』(97年)に主演されてから20年がたちましたが、スタッフとの信頼関係はいかがですか?

『いいひと。』の頃は、右も左も分からなくて、毎日走ってるだけだったんですけど、それでスタッフさんから「なんかこいつ一生懸命走るから、やってくれるんじゃないか」って信頼されるようになってきたと思うんです。だから、僕の性格もよく分かってくれて、あまり細かいことは言われず、うまく僕を操って自由にさせてくれる環境を作っていただいてます。こんな怠け者な僕を信頼してくれているので、僕も頑張らなきゃいけないなって気持ちになりますね。

――20年という年月の積み重ねですね。

築き上げてきたものがありますね。だから僕もちょっとくらい甘えちゃって、傷つけること言っちゃってるのかなとか、たまに反省するんです。「リハーサルもういいじゃん、本番早くやろうよー」とか、大きな声じゃ言わないんですけど、顔に出ちゃってると思うんですよね(笑)。これだけ毎日一緒にいると、そういう家族的なくだらない愚痴がつい出ちゃうんですよ。それでも「僕のこと好きだな。愛されてるな」っていうのが伝わってくるので、なんだか申し訳ないですね(笑)

――『嘘の戦争』もいよいよ最終回です。クライマックスに向けて、見どころを教えてください。

『銭の戦争』で演じた富生は、最後お金に取り憑かれたのか、そうじゃないのか、どっちか分からないまま終わったんですけど、僕としては、今回はハッキリさせて終わってもいいと思ってます。復讐を果たせなかったでも、果たせたでもいいし、それは脚本の後藤法子さんにお任せします。こんなに素晴らしい本を考えてくれて、僕もこんなにかっこいい役をいただいて楽しいし、すごくいい夢を見させてもらってるんで、後藤さんが書いてくれる浩一だったら、僕はなんでもやりますっていう感じですね。

――キーパーソンは誰になってきますか?

みんながみんなだと思いますね。ハルカが「証拠をネットに上げてタイに帰ろうよ」って言っていますが、確かにそれで十分だろうと思うんですけど、それでも消えない復讐心というのが、スリリングですごい。だから僕は、1話のタイで医師の五十嵐(甲本雅裕)に会ったときと同じ復讐の気持ちを持っていかないといけないと思ってるんです。そこから、弁護士の六反田(飯田基祐)、刑事の美輪(六平直政)、代議士の四条(ジュディ・オング)、そして九島(平岳大)に復讐してきましたが、その復讐心のエネルギーや熱量を落とさないように最後までやっていくのがキーポイントになっていると思います。

○温かい気持ちが続くような作品に

――浩一が育った児童養護施設の園長・守(大杉漣)にも復讐しようとする展開になりましたね。

本当に気持ちが複雑に絡み合ってると思うんだけど、正直つらいですよね。小さい頃から育ててくれた親代わりの人に復讐する気持ちって、いろんなテンションや圧力がかかってくると思うので、『嘘の戦争』ではこれまでいろんな複雑な場面があったけど、またすごいシーンになったんじゃないかと思います。これも1つのクライマックスなんじゃないかな。

――そんな復讐の先に何が残るのでしょうか?

僕はハッピーエンドが好きなんで、『嘘の戦争』は復讐劇と言われてるんですが、見ている人にちょっと温かい気持ちになってもらって、ドラマが終わってもずっと温かい気持ちが続くような作品になったら良いなと思う。すごいハッピーエンドじゃなくても良くて、少しポッと温かい気持ちが続くようなイメージです。

――草なぎさん自身は、嘘をつくのは得意ですか? 苦手ですか?

このドラマをやって、「嘘上手いんじゃないかな?」「詐欺師に向いてるのかな?」と思ったりしたこともあったんですけど、やっぱりドラマだから大丈夫で、普段だと結構しどろもどろになっちゃったりして、噛んじゃうんだよね(笑)。「そそそそそっか」みたいになっちゃって(笑)。だからドラマでは、浩一っていう役が僕を駆り立ててくれて、衣装さんとか照明さんとかメイクさんとか、みんなの力が相まって、不思議なマジックがかかってるんでしょうね。

――撮影を振り返って、今回の作品を漢字1文字で表現すると何ですか?

「真」ですね。みんな真っ直ぐにやってるところは嘘じゃないですし、嘘をつくときも真っ直ぐなので。あと、「嘘」と対照的な漢字なので、ちょっとキャッチーにもなるかなと思って(笑)