14日、東京ドームでは、WBC 2次ラウンド・プールE、日本代表(侍ジャパン) vs キューバ代表の一戦が行われる。1次ラウンドでは、11-6で勝利を挙げている侍ジャパンだが、俊足のトップバッター・サントスや、ここまでの試合で3本塁打6打点のデスパイネらを擁す強力打線を封じるのは容易ではない。

すると、決戦前夜の13日、TBS「NEWS23」では、野球解説者・佐々木主浩氏が、先のオランダ戦を振り返るとともに、キューバ戦の展望を語った。まずは、5時間近い死闘となった12日のオランダ戦について、「あえて提言するなら?」と訊かれた佐々木氏は、「抑えですよね」と切り出す。

「昨日は(オランダ戦の9回に登場したのは)則本(昂大)でしたけど、間違いじゃないと思います」という佐々木氏は、「左右関係なく投げれるのは則本。牧田の場合は左バッターが多くなると不安がある」と説明。同点に追いつかれた則本だったが、その起用は肯定しつつも「状況に応じてでいい」と、牧田和久とのWストッパーが妥当であるとした。

また、キューバ戦で先発が予定されている菅野智之については、「普段のピッチングを作れれば大丈夫だと思う」とした上で、「特に菅野の場合はインコースをきっちり攻めれるんで。このボールをどう使うか」と見所を示した。

さらに、80球という球数制限に触れると、「ストライクで勝負できる打線じゃない」とキューバ打線を警戒した佐々木氏。「やっぱりボールも使いながら。ボール球を打たせるピッチングのほうがいいので(球数は)あまり気にしない方がいい」というアドバイスも。野手については「DHを誰でいくか」と切り出すと、「山田(哲人)が当たってないので、内川(聖一)が今当たってるんで。山田が調子を上げてくるとすごい重量打線になる」と、山田の復調に期待を寄せた。