若手随一の実力派が満を持して主演!

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 女優の松岡茉優が、芥川賞作家・綿矢りさ氏の小説を映画化する「勝手にふるえてろ」(大九明子監督)で、映画初主演を果たしていることが明らかになった。「ちはやふる 上の句」「ちはやふる 下の句」「桐島、部活やめるってよ」など多くの作品で強烈な存在感を放ち続けてきた松岡が、満を持して“座長”としてスクリーンを疾走する。

 松岡が今作で演じるのは、一風変わった恋愛ド素人のOL・ヨシカ。アンモナイトの化石についてネット検索していたら朝になっていたり、中学時代の初恋の相手について思いをめぐらせては胸をときめかせる……。正直で悪意に満ちた本音をとりとめもなく吐き出しながら、どこか憎めない要素を持ち合わせているという役どころに挑んだ。

 大九監督とは「放課後ロスト」「渚の恋人たち」に続き、3度目のタッグとなるが「原作を拝読した時、ヨシカの気持ちが暴れ放題のモノローグがあまりにも気持ち良くて、映像になったらどうなるんだろうと色々想像しておりましたが、大九監督の脚本が上がってびっくり。大胆でファニーなアレンジにわくわくしました」と昨年末に行われた撮影を満喫した様子。そして、「たくさんの人の肩を叩けますように。たくさんの人が人を愛おしく見つめてくれますように」とコメントを寄せている。

 原作の切れ味の良い文体に惹かれたという大九監督は、松岡に対して「彼女が18歳で出会った時から完璧に、『松岡茉優』でした。わたくし、すっかり甘えております。松岡さんとは3本目。無茶な脚本を渡しても一緒に闘ってくれるという安心感もありました」と全幅の信頼を寄せる。だからこそ、「ヨシカは自分だと、ある特定数の女たちは思ってくれると信じています。40代の私の中にもいつも、遠慮がちにヨシカがいます。ヨシカ的な人たちにとって、大事な映画になってくれたら嬉しいです」と胸中を明かした。

 映画は、突然告白してきた暑苦しい同期の“ニ”と中学時代から片思いの相手“イチ”の間でせめぎあうヨシカの物語。同時進行で進むふたつの恋に翻ろうされる、24歳まで恋愛経験ゼロのヨシカが、悩んでは傷つき暴走するさまを描く痛快コメディだ。2017年に全国で公開。