トルコ・イスタンブールのオランダ領事館前でトルコ国旗を掲げてスローガンを叫ぶ抗議デモ参加者ら(2017年3月12日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】欧州連合(EU)諸国との対立を強めるトルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は13日、ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相が「テロリストを支援している」と非難した。

 トルコの閣僚らは、来月16日に行われるエルドアン大統領の権限拡大の是非を問う国民投票に先立ち、EU加盟国内で賛成を呼び掛ける集会の開催を計画していた。だが、オランダやドイツがこれを阻止したことで、トルコとEU諸国との関係は悪化の一途をたどっている。

 エルドアン大統領はテレビ局Aハベル(A Haber)のインタビューで、トルコがドイツにテロ容疑者に関する文書4500点を提供したにもかかわらず反応を示さなかったと批判し、「メルケル氏、なぜあなたはテロリストらを自国にかくまっている?…なぜあなたは手をこまねいている?」と問い掛け、「あなたはテロリストを支援している」と断じた。

 トルコは以前から、クルド人武装勢力や昨年7月15日に発生したクーデター未遂で指名手配されている容疑者らをかくまっているとして、ドイツを批判している。エルドアン大統領はさらに、ドイツが「冷酷な方法でテロを支援している」と非難した。

 エルドアン大統領は先にも、ここ数日間にわたる欧州での事態の展開をナチス・ドイツ(Nazi)になぞらえて物議を醸していたが、この日のインタビューでも改めて「ナチズム、われわれはこれをネオナチズムと呼ぶことができる。新しいナチズムの傾向だ」と主張した。
【翻訳編集】AFPBB News