一流のリーダーには困難を笑い飛ばす強さがある

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曹洞宗のお寺の住職で『心配事の9割は起こらない』など多くのベストセラー著書がある枡野俊明氏が、悩み多きリーダーを救い、よりよい仕事を実現するためのヒントとなる「禅語」をご紹介していきます。今回の禅語は「一笑千山青」。困難に遭遇してもくよくよ悩まず、あっはっはと笑い飛ばせるリーダーこそが一流です。

細事にとらわれることなく
大所高所から物事を見る

「一笑千山青」(一笑すれば千山青し)とは、「悟りきってしまえば、目の前の世界が開け、すべてが生き生きと蘇る」という意味の禅語です。

 イメージ的には、目の前にかかる靄を「あっはっは」と笑い飛ばして、青々とした山が見えてくる、という感じ。「千山」は仏さまのメッセージを象徴するものです。豪快で気持ちのいい言葉だと思いませんか?

 では、リーダーにとっての「悟り」とはなんでしょう?

 それは「大所高所から物事を見て、いまどちらに進むべきか」を判断すること。時間軸を広げながら現状を俯瞰し、「右か左かまっすぐか」と大まかな方向性を決める。それができる人が優れたリーダーなのです。

 とくに困難に遭遇したときは、細かいことにとらわれていてはいけません。起こってもいないことを「こうなったら、どうしよう」と悩んだり、すでに終わったことを「こうすればよかった」と悔やんだりして、そのネガティブ思考で自分自身を苦しめることになります。

 しかも、思考が“視野狭窄”を起こしますから、大所高所から物事を見ることができなくなってしまいます。

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