台東県環境保護局提供

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(台東 13日 中央社)太平洋に浮かぶ緑島(台東県)の海岸や近海の海底が、10日までに大量の重油で汚染されていることが分かった。行政院(内閣)環境保護署では、原因の特定を急ぐ一方、自治体や地元住民らによる海岸や海底の清掃作業が進められている。

▽被害は約8キロの範囲に

行政院海岸巡防署の情報によると、汚染が確認されたのは島の北側から東側にかけてで、約8キロの範囲に及んでいるという。島の北西にある緑島灯台から中寮漁港までが特に深刻だとしている。

島民は、廃油処理費用を節約しようとして付近を航行した船が重油を流出させた可能性を指摘し憤る。関係者によると、12日正午までに700キロの油を回収。県や役場の関係者だけでなく、地元のダイバーやボランティアなども加わり、清掃作業が続けられている。

▽原因は外国船か 特定急ぐ

環境保護署では、外国船が廃油を流出させた恐れがあるとして、最近同島沖を航行した船舶について外交機関などを通じて事実関係を確かめる方針。また、環境保護法違反や海洋汚染への関与が確認された場合、法務部(法務省)が国際社会に協力を求める可能性も示唆している。

(李先鳳、余暁涵、盧太城、呉欣紜、温貴香/編集:齊藤啓介)