告白されたらどうするべき? 迷ったときの対処法と返事の伝え方

写真拡大

男性に告白されたけど、まだ自分の気持ちもわからないし、返事に迷う女性もいますよね。返事の保留期間はどれくらいまでOKなのか、どのように返事を伝えるべきなのかなど、いろいろと悩んでしまうでしょう。今回は「告白されて迷ったときの対処法」と「告白されたあとの返事の伝え方」について、社会人女性のエピソードや専門家のアドバイスをご紹介します。

<目次>
■「告白されて迷う」女性心理を調査!
・告白されて迷ったことのある女性は約7割!
・みんなどうして迷ったの? 告白されて迷った理由
■彼と付き合うべき? 告白の返事をする前のチェックポイント
・彼にパートナーはいない?
・一緒にいて楽しい?
・彼の性格や価値観は自分と合う?
・告白されたときうれしかった?
■告白されたあとのベストな返事の伝え方
・【OKの返事をするとき】好印象な「告白のOKの伝え方」
・【NGの返事をするとき】専門家に聞いた「告白の上手な断り方」
・【OKかNGか決まらないとき】返事に迷ったときの対処法
■まとめ

■「告白されて迷う」女性心理を調査!

男性から「好きです。付き合ってください」と告白されても、すぐにはOKできない場合もありますよね。どのような女性心理から迷いが生まれるのでしょうか?

<告白されて迷ったことのある女性は約7割!>

実際に、男性に告白されて迷ったことのある女性はどのくらいいるのでしょうか? 女性たちにアンケート調査をしてみました。

Q.あなたは男性から告白されて、どう返事をするか迷ったことがありますか?
ある……66.7%
ない……33.3%

約7割の女性が「男性から告白されて、どう返事をするか迷ったことがある」と回答。どうして迷ってしまったのでしょうか?

<みんなどうして迷ったの? 告白されて迷った理由>

男性から告白されて迷う理由は、人によってさまざまでしょう。男性から告白されて迷ったことがあるという女性に、どうして迷ったのか聞いてみました。

(1)相手のことが好きかわからなかったから

・「あまり好きになっていなかったし、よく知らない状態から付き合っていいのかわからなかったから」(28歳/学校・教育関連/その他)

・「あまり好きな人じゃないと言葉に悩む」(25歳/建設・土木/技術職)

相手のことが好きかどうか、自分の中で定まっていないと、返事をするのに迷いますよね。好きかわからないのに付き合うのも、相手に失礼でしょう。

(2)付き合うと大変そうだと思ったから

・「相手の束縛がひどいから、付き合ったら大変そうと考えた」(33歳/医療・福祉/専門職)

・「海外赴任など、自分のライフスタイルが大きく変わりそうな場合」(30歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)

付き合ったあとの生活などに支障が出そうな場合も、返事に困ってしまいますよね。付き合ってから大変そうだな、とマイナスに感じてしまうでしょう。

(3)結婚を考えられなかったから

・「好きではあるけど、結婚というところまで考えられなかったから」(32歳/小売店/販売職・サービス系)

・「結婚を前提にしてお付き合いできないと思ったため」(27歳/医療・福祉/専門職)

いつか結婚したいと思っている場合、この相手と結婚できるかどうかを考えてしまいますよね。もし相手との結婚が考えられないなら、悩むのも当然かも。

(4)断り方がわからなかったから

・「相手に対して好意はなかったが、仕事や知人の関係もあり、あたりさわりない断り方がわからなかったため」(31歳/自動車関連/秘書・アシスタント職)

・「会社の人に告白された。付き合う気はなく職場もちがったが、今後の人事異動などがきっかけでお世話になるかもしれなかったので、断り方に迷った」(29歳/運輸・倉庫/その他)

告白を断りたいけど、断り方がわからなくて悩んだというケースも。仕事上の付き合いなどがあると、断るのもなかなか大変そうですよね。

みなさん、このような理由で男性からの告白の返事に迷っていたようです。本当に彼と付き合っていいのか、いろいろと考えてしまいますよね。OKかNGかをきちんと決断するために、どのようなことを確認するべきなのでしょうか?

■彼と付き合うべき? 告白の返事をする前のチェックポイント

せっかく告白してもらえたのなら、何も考えずにすぐ返事をするのではなく、彼と付き合うべきかどうかどうか真剣に考えたいもの。告白の返事をする前にチェックしたいポイントを、女性から寄せられた意見を参考に見ていきましょう。

(1)彼にパートナーはいない?

・「相手に付き合っている人がいないか。自分のことを真剣に考えているか」(29歳/小売店/事務系専門職)

・「彼が結婚していないか、彼女がいないか」(33歳/医療・福祉/専門職)

彼に配偶者や恋人がいないかは、重要なチェックポイントでしょう。もしいたとしたら、別れるつもりはあるのかどうかも確認しておきたいところ。

(2)一緒にいて楽しい?

・「一緒にいて楽しいか、話が合うかどうか」(27歳/その他/専門職)

・「一緒にいて楽しいかどうか、安心ができるか、一緒にいたいと感じるか」(27歳/人材派遣・人材紹介/営業職)

これから付き合う上で、一緒にいて楽しいかどうかも大切ですよね。一緒にいてつまらないと感じる相手とは、付き合っていくのは大変かも。

(3)彼の性格や価値観は自分と合う?

・「性格や価値観が合い、長く付き合っていけるかどうか」(31歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

・「性格や価値観が合うかどうかをいろいろな面で考える」(31歳/自動車関連/事務系専門職)

彼と性格や価値観が合うかどうかも、見極めておきたいポイント。付き合ったあと、価値観の相違で喧嘩になることだけは避けたいですよね。

(4)告白されたときうれしかった?

・「告白されて少しでもうれしかったかどうかで決める」(31歳/金融・証券/専門職)

・「性格が合うか。告白されてうれしかったか」(26歳/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)

告白されてうれしいと感じていたら、少なからず彼に好意がある証拠かもしれません。一度、自分に問いかけてみるといいでしょう。

告白の返事をする前に、ふと立ち止まってこれらのポイントをチェックしてから、その男性と付き合うかどうか決めるといいかもしれませんね。そしていざ告白の返事をするとき、どう伝えればいいのでしょうか?

■告白されたあとのベストな返事の伝え方

告白をされたあと、OKするにしてもお断りするにしても、どう伝えるかは非常に重要です。ここからは、男性から告白されたあとの「ベストな返事の伝え方」を見ていきましょう。

【OKの返事をするとき】好印象な「告白のOKの伝え方」

最初は、「告白のOKの伝え方」。2人の交際がスタートするのも、このタイミングからですよね。男性に告白されて女性がOKするとき、どのように返事をすれば好印象を与えることができるのでしょうか? 女性たちに「告白のOKの伝え方」を聞いてみました。

(1)シンプルに「よろしくお願いします」と伝える

・「よろしくお願いします、とわかりやすく目を見て伝えること」(23歳/学校・教育関連/その他)

・「相手の目を見て手をつなぎ、ほほえみながら『こちらこそよろしくお願いします』と伝える」(25歳/商社・卸/事務系専門職)

シンプルですが、わかりやすいOKの返事の仕方ですよね。きちんと「よろしくお願いします」と言うことで、誠実な印象も与えることができそうです。

(2)「告白されてうれしかった」とうれしい気持ちを伝える

・「うれしかったと伝えるのがよいと思う」(28歳/医療・福祉/専門職)

・「『わぁ、うれしい。まさかそう思ってくれているとは思ってなかった。私もあなたに対して同じ気持ちを持っています』と、素直な気持ちを伝えることで、相手の不安感を払拭できると思う」(24歳/医療・福祉/専門職)

告白されてうれしかったのなら、素直にその気持ちを伝えてあげるといいでしょう。相手もきっと喜んでくれるはず。

(3)「私も好きです」と好意があることを伝える

・「自分も共感というか、私も好きだったとか言う」(33歳/医療・福祉/専門職)

・「自分も好きだということを伝えて、告白してくれたことに感謝する」(28歳/医療・福祉/事務系専門職)

ただOKを伝えるだけだと、「俺のことをどう思っているの?」と不安になる男性もいるかもしれません。きちんと好意を伝えてあげることで、安心してもらえそうですね。

シンプルにわかりやすく、かつ彼に喜んでもらえるような一言を添えると、好印象を与えることができるかもしれませんね。OKの返事をする場合は、ぜひ参考にしてみてください。

【NGの返事をするとき】専門家に聞いた「告白の上手な断り方」

なかなか難しくて悩んでしまうのが、NGの返事の仕方。断り方を誤ってしまうと、あとあとトラブルになる可能性も考えられますよね。どのように対処するべきなのか、男女の心理にくわしい心理コーディネーターの織田隼人さんに解説してもらいましょう。

◇断りたいけど断りにくい……そもそも「告白の返事」はするべき?

マナーとして、告白にはできる限り返事をしましょう。自分が告白してそれをスルーされたらどう思うか、を考えてみてください。何かしら回答がほしい、と感じますよね。あなたが断りたいと思うなら、きちんと誠意を持ってお断りしましょう。

◇告白を断るときはLINE・メールでも大丈夫?

告白を断るときは、LINEやメールでも大丈夫です。直接会って話してもいいですが、さすがにそれでは心の負担が大きくて、そもそも断ること自体が面倒になってしまいがち。連絡ツールはLINEやメールでいいので、きちんと返事をしましょう。

◇傷つかずに諦めてもらえる「告白の上手な断り方」

まず「告白してくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝えてから、「でも、付き合えません。ごめんなさい」ときっぱりと断るといいです。断るだけだと相手を傷つけて終わりますが、最初に感謝の気持ちを伝えておけば、ある程度は相手のショックを和らげる効果もあり、断った人の評判もそれほど落ちないはずです。

織田さんのアドバイスを参考に、誠意を持ってお断りの言葉を伝えましょう。しっかりと関係に終止符を打つことで、彼も次の恋に進めるようになるかもしれません。

【OKかNGか決まらないとき】返事に迷ったときの対処法

最後は、OKかNGか返事に迷うときの対処法です。このようにすぐに返事ができない場合、どのように対処するのがいいのでしょうか? 女性たちに聞いた3つの対処法をまとめました。

(1)「まずは友だちから」と伝えて様子を見る

・「友だちからお願いして、待ってくれるか試せば相手の誠意がわかると思う」(22歳/食品・飲料/その他)

・「もっとお互いをよく知りたいから、まずはお友だちからスタートしませんか? と言う」(33歳/金融・証券/事務系専門職)

まだあまり相手のことを知らない場合は、まずは友だちからスタートしようと提案するのがいいかもしれません。友だち期間を経て、彼と付き合おうと決意できるかもしれないですよね。

(2)一定期間、返事を保留にする

・「少し返事を待ってもらう。あわてて決めずに、ゆっくり判断したほうが後悔が少なそう」(33歳/医療・福祉/専門職)

・「私だったら、期間を空けます。しばらく考えさせてと言って、その間にもしつこく連絡してくるようなら、その男は自分勝手だと思うのでやめておきます」(31歳/小売店/事務系専門職)

「しばらく考えさせて」と返事を保留にするという意見も。しっかり期間を決めて保留にすれば、相手にもストレスがかかりませんし、自分も落ち着いて考えることができそうですよね。

★専門家に聞いた! 「返事を保留する」期間はどれくらいまでOK?

「告白されてから3日くらい保留にして返事をしましょう。1週間だと待たせる時間が長すぎますし、なにより男性が粘着してしまう可能性があります。相手に粘着される前にきちんとお断りして、関係を終わらせるのが得策です」(心理コーディネーター・織田隼人)

(3)迷ったら付き合わない

・「迷ったら付き合わない。そのあと気持ちが変わればこちらから伝えたらいいし、相手から再度告白があれば気持ちが強いのだとわかるから」(27歳/医療・福祉/専門職)

・「迷うということは何か引っかかることがあるのだと思うので、そうなったら付き合わない」(30歳/その他/販売職・サービス系)

迷うくらいなら付き合わない選択をするという女性も。たしかに、「迷う」=「付き合うことに躊躇している」という場合もあり、すでに答えは出ているのかもしれません。

告白の返事に迷ったときの対処法として、いろいろな意見が寄せられました。流されてなんとなく付き合うのではなく、これを機に自分の気持ちとしっかり向き合う必要がありそうですね。

■まとめ

男性から告白されたらどうするべきか、迷ったときの対処法と返事の伝え方を解説しました。OKにしてもNGにしても、返事をしなければお互いすっきりした気持ちで前に進めませんよね。男性から告白されたあとは、相手の気持ちも考えたうえで、このように対応してみてください。

(監修:織田隼人、文:ファナティック)

※画像はイメージです

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2017年3月2日〜3月4日
調査人数:489人(22〜34歳の女性)