イタリア・ナポリのレストランで食事をする客(2008年3月28日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】イタリアの町で12日、強盗を死なせたとして殺人容疑で訴追される可能性に直面しているレストラン店主を支援しようと、市民らがランチタイムにこのレストランに殺到した。地元の人々や政治家たちからは「正当防衛」だとの声が高まっている。

 ミラノ(Milan)近郊の町グニャノ(Gugnano)でレストランを経営するマリオ・カッターネオ(Mario Cattaneo)氏(67)は10日未明、店に侵入した強盗3人のうち1人に対し、狩猟用のライフル銃で1発発砲し、死亡させたとされる。カッターネオ氏は強盗が侵入した際、家族と共に店の上階にある自宅で寝ていたという。

 事件を受けて地元判事は、故意の殺人の疑いで捜査を開始した。有罪になれば禁錮21年以上に相当する罪だ。しかし、これに一部の政治家らが激怒。いわゆる正当防衛を認めるよう法律の修正を訴えている。

 12日、カッターネオ氏が店を再開すると、ランチを食べて同氏の支持を表明しようとする地元市民70人近くが集まり、政治家や報道陣も詰め掛けて店内は満席になった。

 店の外で取材に応じたカッターネオ氏は、強盗ともみ合いになった際に銃が暴発したと説明。「床に倒れたとき銃を取り落とした。連中の一人が銃を奪おうと、私を数メートル引きずった」「暗くて何が起きたか見えなかった。誰かが死んだと病院で知った」と述べた。死者が出たことに関しては、「本当に申し訳なく思っている」と心境を語った。
【翻訳編集】AFPBB News