男女ともに抱える悩みのひとつ、薄毛。絶対に治るという確実な治療法がまだない今、まず知りたいのは薄毛の原因です。予防のためにも、まず原因を知りましょう。

薄毛対策には不規則な生活を見直して!

男性も女性も、加齢によって髪の毛は薄くなります。男性の場合は、髪が抜け落ちておでこが広くなってきたり、頭頂が薄くなってきたりします。女性の場合は、はじめは髪が細くなり、ハリやコシがなくなることで全体のボリュームが減り、薄毛になっていくのです。薄毛の予防・改善には、生活を全体的に見直す必要があります。まずは、原因となる項目をピックアップしました。

<予防のためにも知ろう! 薄毛の5大原因>

1) ホルモンバランスの乱れ
男性の薄毛の主な原因は、男性ホルモンによるもの。男性ホルモンには、テストステロンという、筋肉を大きくしたり、体毛を濃くしたりする作用があります。このテストステロンが、酵素と結びついてできるのが、ジヒドロテストロン。このホルモンには、髪の元となる毛母細胞の働きを低下させる作用があります。また、加齢などによってテストステロンが減少すると、酵素と結合してジヒドロテストロンを産生する作用が高まることもわかっています。
女性の場合は、産後に薄毛になるのはホルモンがおもな原因。この場合は、体が回復するとともに髪も改善されます。

2) 栄養不足
髪に必要な三大栄養成分は、タンパク質、ビタミン、亜鉛です。基本的に、バランスのよい食生活を送っていれば、これらの栄養が不足することはありませんが、最近では食生活が乱れている人が多いのが現状です。髪の主な成分はタンパク質。肉や魚、卵、牛乳、豆腐などの豆製品からタンパク質をまんべんなくとりましょう。野菜の摂取を心掛けてビタミン不足にならないようにすることも大切です。亜鉛は牡蠣やナッツなどに豊富に含まれています。

3) 睡眠不足
髪は、髪の元となる毛母細胞が分裂して成長していきます。これに指令を出しているのが毛乳頭です。この指令をさらに出すためには、成長ホルモンの働きが欠かせません。成長ホルモンは、夜10時〜2時の睡眠中に最も分布されます。髪の成長を促すには、せめて12時までにはベッドに入るようにしましょう。

4) 血行不良
髪に栄養を運んでいるのは血液。頭皮が血行不良だと、せっかくいい栄養をとっても、髪まで届きません。ストレス、喫煙、冷えは、血行不良になる原因。特に、喫煙は百害あって一利なしです。ストレスはできるだけ溜めないよう心がけるほか、衣類や食事で体を冷やさない工夫も取り入れて。また、運動は血行を促すだけでなく、男性の場合はテストステロンを増やす効果もあるのでおすすめです。

5) 紫外線
肌に悪いとされる紫外線。もちろん、頭皮も肌なので、髪に影響を及ぼします。髪や頭皮は、顔の何倍もの紫外線を浴びる箇所。頭皮が紫外線を浴びると、毛母細胞がうまく働かなくなり、薄毛の原因になります。何年も髪を同じ分け目にしていると、そこから薄毛になっていくのは、紫外線も要因のひとつといわれます。髪や頭皮も通年で紫外線対策をしましょう。

執筆:月刊『からだにいいこと』編集 -株式会社からだにいいこと