12日、韓国メディアによると、韓国の朴槿恵前大統領の罷免が宣告される過程での二つの場面が、韓国のネットユーザーの間で注目を集めている。写真は韓国。

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2017年3月12日、韓国・SBSによると、韓国の朴槿恵(パク・クネ)前大統領の罷免が宣告される過程での二つの場面が、韓国のネットユーザーの間で注目を集めている。

その場面とは、決定文を読み上げる韓国憲法裁判所の李貞美(イ・ジョンミ)所長代行が話をやめて審判廷内の時計を見た時。決定文を読み上げる間、李所長代行の視線は初めから決定文に固定されており、時おり正面を見るだけだった。しかし、読み上げが始まってから約18分後、李所長代行は少しの間話をやめて視線を上に向けた。罷免の可否を明らかにする段落の最初の文章を読み上げる時だった。これは、判決の核心部分を明らかにする前に時計を見て、呼吸を整えたものとみられている。その約3分後、李所長代行は朴前大統領を罷免するとの主文を読み上げた。

また、李所長代行は決定文の最後の文章を読み上げる際にもう一度視線を上に向けた。今回も審判廷の壁にかかった時計を見たものとみられている。一部では弾劾決定の効力が生じる宣告時点を確認するために時計を見たとの解釈も出ている。

この二つの場面は韓国のネットユーザーの間で話題となり、「李所長代行が希望を見た瞬間。国民は一生忘れないだろう」「歴史的な時間の流れを見ていたんだ」「肩の荷が重かったのだろう。お疲れさまでした」「国民が大統領に求めていた働く女性の姿。李所長代行がお手本を示してくれた」「歴史に残る裁判官と判決だった。プレッシャーに打ち勝った李所長代行が国を救った」など、李所長代行へのねぎらいのコメントが多く寄せられている。

その他、「弾劾の決定だけでは不十分。朴前大統領が刑務所に入る日まで国民の戦いは続く」「裁判官の視線まで注目を集めるなんて!。韓国が早く正常な状態に戻りますように」などの声もみられた。

これについて、憲法裁判所は李所長代行の行動に大きな意味を付与する必要はないとの立場を明らかにした。また、SBSは「裁判官の視線までが注目を浴びるほど、今回の弾劾裁判が歴史的な決定だったという証拠」と説明した。(翻訳・編集/堂本)