ストレスは心身を疲弊させ、様々な症状を引き起こします。うつ症状や胃痛、下痢や便秘などが有名ですが、のどに起こる症状があるのをご存知でしょうか? ストレスから生じるといわれている「ヒステリー球」についてご紹介します。

喉に関して、こんな症状が気になりませんか?

️️●のどに何か詰まっているような異物感がある
️●飲み込みにくいと感じる
️️●吐きはしないが、吐き気がある
️️●のどが塞がっている感じがして息苦しい

このような症状があって、耳鼻科や消化器科の受診をしても特に疾病がない場合、ヒステリー球(咽喉頭異常感症)の可能性があります。

ヒステリー球とはどんな症状なの?

咽喉頭異常感症、咽喉頭神経症ともいわれ、のど自体には病変がないのに、のどの異物感、閉塞感、詰まり、吐き気、痛みなどが生じる病気です。のどに何か詰まっているような感覚や飲み込みづらさ、閉塞感が続くため、のどの病気ではないかと耳鼻咽喉科や消化器科で検査をしても何も疾患が見つかりません。

治しようがないため本人もつらい思いをすることが多い病気でもあります。ヒステリー球はストレスや強い不安によって自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位な状態になることでのどの筋肉が収縮し、狭窄感が強まることで起こると考えられています。

ヒステリー球はどうやって対策したらいいの?

のど自体に病変がないため、耳鼻咽喉科や消化器科では「異常なし」とされることが多いようです。のどに炎症が起きている場合には抗炎症剤が処方されることもありますが、それではのどの違和感が治らないことがほとんど。ヒステリー球を理解している医師ならば、心療内科や精神科の受診を薦めてくれることもあります。

ストレスによる心身症や自律神経失調症が主な要因なので、投薬の場合は抗不安薬や漢方薬の処方、精神療法としてカウンセリングなどが主な治療法になります。ストレスの原因がわかっている場合は、そのストレスを排除し、わからない場合は環境を変えることも対策になります。ヒステリー球の怖いところは、嫌な症状が続くにもかかわらず病院を受診しても原因がわからないことにあります。それ自体がストレスになって症状が悪化してしまうことも少なくありません。

原因がわかって治療を開始すれば、不思議なほど簡単に症状が治まることもあるんです。ストレスは体にも強く影響するので、日ごろからストレスを発散できるものを見つけておくとよいですね。


writer:しゃけごはん