資産100万円割れの’12年が転機となった。以降は毎年勝ち続けて昨年は1.3億円のバカ勝ち。今年も2月末までに5000万円を稼ぐ

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資産100万円割れからの大成功。現在3.5億円を稼いだ専業トレーダーはもともとパチスロに熱中して大学中退、社会経験はゼロとクズ街道まっしぐらだった。しかし、億超えを果たせたのは、糟糠の妻と2人の子どもたちのおかげだ。

◆子育ての合間をぬってFXで3.5億円!

「トレードの失敗で資産が100万円を切ったのは嫁が妊娠7か月のとき。生まれてくる子どものためにと気負ったことがメンタルを狂わせたのかもしれません。それでも自分の稼ぐ道はFXしか考えられない――。そう打ち明けると嫁は黙って、アクセサリーを質入れし、消費者金融から借りた計100万円を用意してくれました」

 そう打ち明けたのは’09年にFXを始めた専業トレーダーのためため氏だ。クズ親になりかけた彼だが、実はこれ以前から家族に苦労をかけている。

「私はもともとパチプロでした。パチプロはFXと違い、期待値がはっきりわかる世界です。何時間打てば、どのくらいのリターンが望めるかを把握できます。長く打つほど利益も増えるので、嫁と一緒に打っていました。ところが、嫁がホールの雰囲気に馴染めず体調を崩してしまったんです」

 奥さんの体調不良に加えて、パチスロへの規制強化もFXに転向するきっかけとなったが、「貯金を取り崩す日々」だったという。

「そんなどん底の状態から3か月後、長男が生まれました。そして、その年の利益は2000万円、翌年も2000万円の利益で’16年は1.3億円の儲けです」

 一体、ためため氏に何が起こったのか。本人が努力したのは当然だが、転機の最大の要因は「周囲の支え」だった。

「あるSNSを通じて出会ったトレーダーと一緒に研究していました。全員が負け組トレーダーでしたが、勝ちたいという思いは強かった。『こんなやり方はどうか』とみんなで試行錯誤しながら、たどり着いたのが今のやり方です」

 ためため氏のトレードスタイルは短期のトレンドフォロー。数分から数十分程度の短期トレンドを追いかけていくやり方だ。

「私が重視するのは『どれだけ多くの大衆がダマされたか』です。FXは誰かの損失が自分の利益になる世界。多くの人が損切りさせられるようなポイントほど利益を得やすい。そのため大衆が担がれ、ダマされている(含み損を背負わされている)ポイントを探す」

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 例えば、1時間足の流れが上昇。そんなときに5分足チャートが直近安値を割れば大衆は売りだと考える。安値ブレイクで売る人もいれば、「戻り高値で売ろう」と待ち構える人もいるだろう。

◆短期トレンドを狙って大衆が売るなら買う

「ところが大衆の思惑とは反対に上がってしまったとします。そんなとき、私は優位性が発生すると考えます。大衆が売っているのなら、私は押し目買いを狙います。そのまま上がれば大衆の損切りによる買いが入り、新たな買い手も現れて上昇しやすい。優位性を得ながらトレードできるわけです」

 ためため氏がチェックするのは日足、4時間足、1時間足、15分足、5分足、1分足だ。長期の足で大きな方向性を見て、短期の足では「大衆がどこでエントリーし、どこで損切りするだろうか」と考えていく。

「大衆が担がれて苦しんでいるようなゾーンを狙い、大衆と反対の方向にエントリーします。下げていたのに『V』の字を描いて戻ってしまった、そのような場面であれば買いです」

 そう言って、ためため氏が示してくれたのが米ドル/円の5分足チャートだ。

「前夜の米ドル/円は下落していましたから、引き続き売り目線の人が多かったでしょう。チャートはヨコヨコが続いてから、安値を抜けてきた。『やっぱり下か』と大衆が売りたくなる場面です。実際に戻り高値で売った人も多かったはずです。ところが、大衆の期待したようには下落せず、V字を描いて戻ってきてしまった」