私のカラダ、本当に妊娠できるの?調べると底なし沼に【目指せ!デキたら婚】

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「こ、これはどうしたものか……」

 私は某不妊治療クリニックで絶句していました。

“デキたら婚”を狙って、独身だけど妊活している雑食系恋愛ジャーナリストのおおしまりえです。

 デキたら婚を目指すにあたり、キャリアや人生設計も心配だけど、とにかく「私のカラダは、妊娠するのか?」という当たり前だけど大事なことが心配すぎるのです。

 そもそも『多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん、PCOS)』という、通常よりも多くの卵子が中途半端に育ってしまい、排卵がうまくいかなかったり、生理不順になったりするという、そのままだと妊娠しにくい体質を持っていることが判明している私。

 他にも色々子どもができない原因を持っているのではないか……そう思い、今回「卵巣年齢の検査」に向かったのであります。

 そこで、小さく事件は起きました。

◆不妊治療クリニックのカルテに驚愕!

 不妊専門のクリニックで受付をすませると「3枚のカルテに記入を!」と、予想以上に情報量の多いカルテを渡され、席につきます。個人情報や現在の悩みを記入し、1枚めくったところ、バーンと出てきたのは「現在の不妊治療状況」と書かれた専門クリニックならではのカルテでした。

 とにかくこれが衝撃! なんてったって、1つも単語の意味がわからないではありませんか! カルテを読み進めるたびに、聞いたこともない単語が増える増える。卵管造影。ショート法。アンタゴニスト法。ホルモン補充……。

「こ、これはどうしたものか……」

 カルテを見ながらボーゼンとして、まるで不妊治療への入門テストを受けている気分になりました。と同時に、「これを知らずして、何が妊活といえようか」という気持ちも芽生えます。

 不妊治療はまだしないまでも、こうして妊娠というイベントに自発的に取り組むには、妊活でどのような検査や治療、どのような苦しみがあるのかを知っておきたい。それを知らないまま子作りプロジェクトに挑んでいては、不安も募るし、せっかくの“奇跡体験”が、ぼんやりしてしまうかもと思ったのです。

 そう思い、まずは不妊治療の書籍を数冊手に取り、勉強を開始することにしました。

◆不妊治療には正解がなく、路頭に迷ってしまう

 本を読んで思った1番の感想は、ずばり「底なし沼だ!」ということ。妊娠というゴールまでの道のりは、治療法も原因も複数あり、対処法も多数ある。そう思ったら、不妊治療は正解のない底なし沼なのではないかと感じるのです。費用も終わりがないから沼のようです。

 ひとまず妊活〜不妊治療の王道ステップをご紹介すると、

1.最初は「排卵日の狙い撃ち」であるタイミング法。
2.それでダメなら人工授精(排卵のタイミングに精子を採取し子宮の中へ送る)。
3.次に体外受精(卵子を取り出し、何らかの方法で精子を受精させ、子宮に戻す)。

 という感じでステップを踏んでいきます。

 このステップの中で、排卵がうまくいかない場合は、排卵誘発剤を服用しますし、卵子を採取するにも「ショート法」「アンタゴニスト法」「完全自然排卵周期法」など、複数のやり方があります。

 これに加え、いわゆる「妊娠しやすいための体作り」が、いろんなところで語られているのですが、ある書籍では「不妊治療にホルモン剤はいらない」と豪語する人もいる。このように、いろんな人の書籍に触れるたびに、正解がわからなくなっていき、妊活の底なし沼感が募ってくるのでした。

 生命誕生の神秘についてはよくいわれますが、神秘だからこそいろんな情報を取り入れ、前に進もうとすると、正解やゴールが見えなくなる悪循環。

 踏み込んだ妊活、そして不妊治療という全貌は、デキたら婚という道を一歩前へと進めてくれたのか……今はまだわからないですが、不妊治療で悩む人たちの切なさが、少し、ほんの少しだけわかったような気がしたのでした。

<TEXT、イラスト/おおしまりえ>
【おおしまりえ】
雑食系恋愛ジャーナリスト・イラストレーター
水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。ブログ・Twitter:@utena0518