パラ駅伝に出席した面々

 ダンス&ボーカルグループのAAAが12日、東京・駒沢オリンピック公園の陸上競技場でおこなわれた『パラ駅伝 ins TOKYO 2017』にゲスト出演し、閉会式で「NEW」と「Yell」を披露した。AAA宇野実彩子は「パワフルで私も元気になれました」と同大会の選手たちの白熱したレースからエネルギーをもらった様子を見せた。

 同大会は障害者と健常者が1区間(約2.563km)、8区間(約20.504km)をタスキでつなぐ新しい駅伝。2015年11月に第1回大会が同競技場でおこなわれ、今年で2回目となる。東京都から3チーム、神奈川県から2チーム、そして関東、東北地方などから各1チーム、14都県、総勢17チームが参加した。

 この日は大会の実況などを担当した、吉本興業のお笑い芸人らからなるチーム「チームよしもと」として参加した。

 開会式には、小池百合子東京都知事らが出席。小池都知事は「パラリンピックの成功なくしてオリンピックの成功なし」と述べ、「パラリンピックの開催を機に段差などをなくし、障害者に優しい街づくりを目指します」とこれからの都市計画が障害者への配慮を色濃く打ち出していく方針であると語った。

AAA

 オリンピック・パラリンピック担当大臣の丸川珠代氏は、2月20日に「ユニバーサルデザイン行動計画2020」を作成したことを報告。障害者が省庁に立案の段階から参加できること、“心のバリアフリー”、障害者のことを義務教育の段階で教育課程に組み込んでいくこと、日本全国でユニバーサルでバリアフリーなデザインによる街づくりを進めていくとその内容を説明した。

 競技開始前には、全盲の歌手・木下航志が国歌斉唱をおこなった。「ぬくもりのある、爽やかな、声が春の空に吸い込まれていく様な素晴らしい歌声」と八代英太大会実行委員長はその歌声を形容した。

 17人の選手たちがスタートラインに立ち、小池都知事のスターターピストルの合図で競技が開始された。競技中は、競技場内に設けられた特設ステージにはAAAメンバーや、南海キャンディーズの山里亮太や次長課長の河本準一らが登壇した。

 AAA浦田直也は駅伝が始まると「さっきスタートの目の前にいたんですが、すごい迫力でした!」とスタートを振り返った。AAA日高光啓は「僕は千葉県出身なので千葉県のチームを注目しています」と千葉県から参加した「チーバくん」に熱い視線を注いだ。

 AAA與真司郎は「選手の走りを見ていると、腕の回し方が本当にすごいですよね。皆さんの力強い走りに圧倒されます」と車椅子で参加する選手を見てその迫力に驚いた様子。

国歌斉唱する木下航志

 AAA宇野実彩子は「こっちまで熱くなります。パワフルで私も元気になれました」と競技場に溢れるエネルギーを感じ取ったようだ。

 AAA末吉秀太は「とにかく諦めずに、前を向いて、次のランナーにタスキを繋いでもらいたいです」と選手にエールを送った。

 AAA西島隆弘は「駅伝はチーム制なので、仲間と心を繋げてがんばってほしいです。苦しい時は声援も力になるので観客の皆さん、これからも応援していきましょう」と競技場にいる観衆に向かって呼びかけた。

 観衆の大きな拍手と声援の中、栃木県から訪れた「ベリーグッド とちぎ」が1時間21分47秒というタイムで優勝。2位に東京わくわくエンジョイ、3位に新潟コメットが入賞した。ちなみに、日高の注目した「チーバくん」は16位でフィニッシュした。「チームよしもと」は2時間5分14秒で最下位でゴール。

 表彰式では入賞したチームの選手全員にメダルが授与された。そして、閉会式後にはAAAが競技場中央に設けられた特設ステージで彼らが「NEW」と「Yell」の2曲を披露。リーダーの浦田が「盛り上がっていきましょう!」最後まで煽り、エネルギッシュなライブを見せた。

 AAAのメンバーたちは最後に競技場を360度見渡し、手を振りながら観衆の拍手と声援に応えながらステージを後にした。なお、今月いっぱいでAAAの卒業を発表している伊藤千晃はこの日は出席しなかった。(取材=松尾模糊)