3月1日、米国の株価指数であるダウ工業株30種平均は史上初めて2万1000ドルを超えた Photo:REUTERS/AFLO

写真拡大

『週刊ダイヤモンド』3月18日号の第一特集は「株投資 天国と地獄 投信・FX・不動産・富裕層」です。トランプ相場が再点火した米国にけん引される格好で、日本株をはじめ世界の株式市場が沸いています。過熱感を警戒する声が上がる一方、さらなる上昇を指摘する見方もあります。天国か地獄か──。日本株から米国株、投信・ETF、為替、不動産まで、先が読みにくい市場で勝つ投資とは何か徹底的に探りました。

“天国”へと続く階段が浮かび上がるかのような上げ相場が、株投資家の前に現れた。

 今年1月25日、米国の株価指数であるダウ工業株30種平均は2万ドルの大台を突破。1896年に12銘柄で算出を開始したダウ平均120年の歴史上、初めての快挙だった。

 その熱狂も冷めやらぬ半月後、われわれは再び歴史的な相場を目撃することになる。2月8日に2万0054ドルだったダウ平均は、2月27日まで12営業日連続で終値としての最高値を更新。2万0837ドルに達した。12連騰は実に30年ぶりの出来事だった。

 さらに、その翌々日の3月1日には、ダウ平均は年初来最大の上げ幅を記録し、節目となる2万1000ドルを楽々と超えていった。

 米国経済の堅調さに加えて、ドナルド・トランプ米大統領が掲げる減税・公共投資・規制緩和といった経済成長を後押しする政策に対する期待が先行しているのだ。

 米国株市場に大きく左右される日本株市場がこれに反応しないはずがなかった。ダウ平均が2万1000ドルを超えた翌日の3月2日には、日経平均株価が昨年来の高値を上回る場面もあった。その日の日経平均株価の終値は前日比171円高の1万9564円を付け、1月4日以来の高値を記録した。

 そして、世界経済の“エンジン”である米国が謳歌する歴史的な急騰相場と連動し、世界中の株式市場に上げ相場が波及している。

 この世界的な“天国相場”をつくり出しているのは単なる期待だけではない。実は世界の主要国・地域全体で景気が上向いている。この傾向が続けば今後の日本株にも追い風だ。

 日本株の好材料は他にもある。中でもにわかに影響が注目されているのが、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ観測だ。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)