11日、仏AFP通信は「中国では80歳以上の高齢者の数は増えているが、精神や身体の健康水準は下がっている」とする記事を掲載した。

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2017年3月11日、仏AFP通信は「中国では80歳以上の高齢者の数は増えているが、精神や身体の健康水準は下がっている」とする記事を掲載した。環球時報(電子版)が伝えた。

調査は1998年から08年まで、中国国内の80〜105歳の高齢者約2万人を対象に実施した。高齢者の死亡率は下がり、80代以上の死亡率は0.1ポイント低下。100歳以上では0.3ポイント低下していた。一方、高齢者の身体や知能水準はやや後退。椅子から立ったり、地面の本を拾うなどの動作が困難になる人が増え、記憶テストの平均点も下がった。

調査報告書は「中国だけでなく世界的にみられる現象だ。高齢者の増加のため、80歳以上の世代に対するサービスの充実が必要となっている」とした。

しかし、08年の調査によると、食事や洗濯、掃除などの日常活動は、10年上の世代より容易にこなしている。全体傾向と一部矛盾する。調査を行った専門家は、生活ツールの改善が理由だと指摘。今後さらに研究を進める必要があるとした。「高齢化社会が発する明確な警告だ。平均寿命が伸びても、健康に関する要素の改善、悪化が社会的な需要を左右するということだ」と説明している。(翻訳・編集/大宮)