台湾、全席でシートベルトの着用義務化検討  観光バス横転事故受け

写真拡大 (全2枚)

(台北 12日 中央社)交通部(交通省)が、全ての座席でシートベルトの着用を義務化する方向で検討している。法改正による着用の「強制」も辞さない考え。立法委員(国会議員)からはさらに罰則強化を求める声が上がっている。

台湾では先月、高速道路を走行中の観光バスがカーブで横転し、44人が死傷する事故が起きた。

趙正宇立法委員は、同事故で死傷者が多くなったのは、乗客らがシートベルトを着用しておらず、事故の衝撃で車外に投げ出されたことが原因だと指摘。統計では事故の際、着用時の死亡率が1.29%なのに対し、未着用時には4.58%に高まるとして重要性を強調している。

また、一般道では小型車以外の後部座席で未着用者がいても罰則がない現行の規定を変え、座席の位置や車の車種にかかわらず未着用者がいた場合に運転手を罰するとし、罰金額を現行の1500台湾元(約5530円)から3000元(約1万1060円)に増額すべきだなどと訴えている。

(蘇龍麒/編集:齊藤啓介)