映画『ハルチカ』(haruchika-movie.jp/)より

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 女優の橋本環奈(18)が主演を務める映画『ハルチカ』の公開が、今月4日にスタートした。昨年に主演をつとめた映画『セーラー服と機関銃-卒業-』では、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞。7月にも映画『銀魂』の上演を控え、女優としてのキャリアを着実に積み重ねている。また、自身が所属しているアイドルグループ「Rev.from DVL」が、今月末を持って解散することも発表されるなど、その周辺は騒々しい。そんな中、ネット上では橋本の容姿に対する“劣化”が囁かれている。

「仕事でのストレスが関係しているようです。アイドルらしい清純なイメージを壊さないよう、発言から行動、仕事内容まで大人に“管理”されているのが実情。それが大きなストレスになり、体重の増減や肌質の悪化に影響している。とはいえ、年齢的にもまだ10代なので”劣化”という言葉は当てはまらない。正確には変化、成長といった言葉がふさわしいでしょう」(芸能関係者)

 もともとRev.from DVLでのパフォーマンス中の写真が、「奇跡の1枚」として話題を呼んで注目を集めた橋本。しかしこのところアンチファンを中心に、「なんだかムチムチしてきた」「1000年に1人…ではないな」といった辛辣な相次いでいる。先月18歳を迎えた橋本だが、まだまだ体つきには変化がある年ごろ。そのため「少女」から「女性」に変わる成長段階だという反論もある。

 アイドルとして売り出された女性タレントの場合、これまでにも過度な事務所管理によって、心身のバランスを崩すケースが度々あった。今回の橋下も、こうした”タレント管理”の厳しさを感じさせる”規制”がマスコミ関係者の間でも話題になっていた。『ハルチカ』のプロモーションでは、取材陣に対して敷かれた「橋本のNG事項」の多さに、多くの関係者が困惑していたようなのだ。

■橋下環奈に課せられた”ジャニーズより厳しい掟”

 橋下環奈には、さまざまなNGワードが存在する。記者のあいだでも話題になったという。

「たとえば、本人に取材したり、事務所の協力を得るパブリシティー記事のみならず、公式な会見で記事にする場合、『Rev.』や『アイドル』という肩書を使用することは絶対にNGです。さらにこれまでさんざん使用されてきた『1000年に1人』や『奇跡の一枚』という単語も使用禁止に。そこまで縛られたら橋本を記事にするときに苦労する。大人側の事情としてはアイドルから女優に完全にシフトチェンジを図りたいようですが、こうした”NG”はやり過ぎという声が噴出しています」(前出・記者)

 今回の主演映画『ハルチカ』で橋本と共に主演をつとめたのは、Sexy Zoneの佐藤勝利(20)。ジャニーズタレントということで佐藤の方にNG事項が多いかと思いきや、こちらは特になしだったという。

「佐藤は真面目で謙虚な人柄なので、マスコミ関係者からも評価されている。それだけに、なおさら橋本の規制の多さが印象づいてしまい、記者間では不満の声が噴出した。橋本にとって大事な時期だとはいえ、あまりに過剰な縛りはメディア関係者のあいだにもアンチを生んでしまう恐れがある。それもまた本人にストレスになってしまったら不幸なことです」(前出・記者)

 橋本は1000年に1人の輝きを取り戻すことは出来るのか。人気青春ミステリー小説でテレビアニメ化もされた「ハルチカ」シリーズを映画化した本作。女優としての可能性を感じさせる演技が好評だけに、心身ともにベストコンディションでキャリアを重ねていってほしいものだ。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する。